映画とドラマに沼る主婦

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ドラマ「トンイ」 お仕事事情 NO-05

5. 内侍府・内命婦: 王の身の回りの世話をする者たち

内侍府と内命婦は、李氏朝鮮時代の宮廷において、王や王族の日常生活を支える重要な役割を担っていました。内侍府は男性官僚で構成され、王の身の回りの世話や宮廷内の行事の準備などを行う機関でした。一方、内命婦は女性官僚であり、王妃や側室、未婚の王女などの女性王族の身の回りの世話をする役職でした。

内侍府の官僚は、王の私的な空間に近い位置で仕えるため、王に対する忠誠と信頼が非常に重要視されていました。彼らは王の着替えや食事の準備、外出時の随行など、王の日常生活に密接に関わる業務を担当していました。

命婦は、宮廷女官の中でも特に高い地位にある女性たちで、王妃や側室の個人的な世話をするだけでなく、宮廷の儀式や行事における女性王族の装束の準備なども行っていました。また、内命婦は王室の女性たちの教育やマナーの指導も担っており、宮廷文化の維持と伝承にも寄与していたとされています。

ドラマ「トンイ」では、このような宮廷内の職場とその役割が描かれており、主人公トンイが宮廷での生活を通じて成長し、最終的には王の側室となる過程が描かれています。トンイの物語は、宮廷内の様々な職場と役割がどのように王室の日常生活や政治に影響を与えていたかを示しています。