映画とドラマに沼る主婦

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連続テレビ小説「カーネーション」の第6話のあらすじは

連続テレビ小説カーネーション」の第6話のあらすじは以下の通りです。

第1週「あこがれ」花言葉の花「ひまわり」

第6話では、糸子(いとこ)の創造力と情熱が爆発し、彼女の人生に新たな展開が訪れます。幼い頃から夢見ていた「美しいもの」を自分の手で作り出すことに目覚め、糸子の成長が加速する重要な回です。

糸子が近所の下駄屋のおばちゃんから「アッパッパ」という簡単に作れる洋服の存在を教えられ、祖母(ハル)からもらった古いサラシを手に、さっそく裁縫に取りかかるシーンが印象的です。糸子が夢中で針を進める姿には、彼女の持つ創作に対する情熱がひしひしと伝わってきます。母親が夕食を呼びかけても耳に入らないほど、彼女は完全に裁縫の世界に没頭しています。この姿は、ただの興味ではなく、何か運命的な使命感すら感じさせます。

昭和という時代、特に女性にとって「裁縫」は重要なスキルであり、糸子のように若い女の子がその道に熱中することは珍しいことではありませんでした。しかし、糸子の場合、その裁縫は単なる家事の一環ではなく、夢を叶えるための手段であり、自分自身を表現する方法だったのです。特に、昭和2年(1927年)という時代背景を考えると、女性の役割はまだ伝統的な枠に収められていました。そんな中で、糸子が「自分の手で作ること」に目覚める姿は、時代を超えた革新性と自由への渇望を象徴しています。

真夜中にようやく完成したアッパッパを家族に披露すると、父・善作(ぜんさく)は「将来有望だ」と大喜び。ここでの善作の反応がまた素晴らしい。厳しくも温かい彼の言葉が、糸子の創作意欲に火をつけ、その後、ますます裁縫にのめり込んでいきます。「うちとこの着物全部縫ってくれ」という善作の言葉は、糸子にとって大きな励みとなり、彼女は次々と洋服を作り、神戸の祖父や従兄弟にも送るようになります。

そして、物語は3年の時を飛び、昭和2年。糸子は14歳の女学生となります。この時点で、幼い頃から大好きだった「だんじり」に対する夢は、もはや彼女にとって過去のものとなり、新たな夢に向かって歩み始めていることが描かれます。この成長の過程は、糸子の内なる強さと情熱を感じさせ、ますます彼女の未来が楽しみになります。

第6話は、糸子のクリエイティブな才能が開花し、彼女が新しい世界への扉を開く瞬間が描かれた回です。この瞬間に立ち会うことで、彼女の夢がどう成就していくのかを見守りたくなります。