映画とドラマに沼る主婦

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連続テレビ小説「カーネーション」の第7話のあらすじは

連続テレビ小説カーネーション」の第7話のあらすじは以下の通りです。

第2週「運命を開く」花言葉の花「プリムラ

第7話では、糸子(いとこ)の成長と裁縫に対する情熱がますます深まる様子が描かれ、これからの彼女の未来に期待が高まります。昭和2年(1927年)、14歳になった糸子は、裁縫の実技が誰よりも早く終わるほどの腕前を持つようになり、教科書の内容をすべて暗記してしまうほど熱中しています。しかし、そんな彼女にとって裁縫の授業は退屈で仕方がありません。糸子の「大好きなことが、もはや授業では物足りない」という姿が、このエピソードの大きなテーマです。

一方で、父・善作(ぜんさく)の商売はあまりうまくいかず、家計が厳しくなってきました。謡(うたい)の教室を開いて月謝を稼ぎながら、呉服(ごふく)を売ろうとするものの、商売には結びつかず、糸子の学費をどう工面するかをめぐって祖母・ハルとの口喧嘩が絶えません。そんな家庭環境の中でも、糸子は妹たちに可愛らしいアッパッパを作ってあげており、その裁縫技術とデザインセンスは家族にも認められています。妹たちがアッパッパを着て喜ぶ姿を見て、糸子の心はさらに裁縫に引き込まれていくのです。

しかし、祖母・ハルからは「深夜まで裁縫をするな」と咎められる場面もあり、糸子のフラストレーションは募っていきます。彼女の「早く大人になりたい」「思う存分裁縫をしたい」という願望は、この時代における女性の役割や自由の限界を映し出しています。当時、女性が職業として何かに夢中になることはまだ限られており、特に糸子のような地方に住む少女にとっては、夢を追うことは容易ではありませんでした。そんな中、糸子が裁縫を通じて自分の未来を切り開こうとする姿は、時代を超えて感動を呼び起こします。

そして、物語が大きく動く瞬間が訪れます。善作に頼まれて呉服の集金に向かう途中、糸子はとあるパッチ屋でミシンに出会います。その瞬間、彼女はミシンに心を奪われ、まるで自分の夢の「だんじり」に乗れるかのように感じるのです。この「だんじり」に乗るという言葉は、彼女の故郷・岸和田のだんじり祭りのシンボルであり、彼女の心の中での自由と希望を象徴しています。糸子にとってミシンは、未来への扉を開く鍵であり、自分の可能性を広げるツールとなるのです。

第7話は、糸子が新たな夢を見つけ、その夢に向かって前進しようとする姿が描かれます。彼女のひたむきな姿勢と時代背景のリアルさが絡み合い、糸子の物語に引き込まれずにはいられません。