映画とドラマに沼る主婦

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連続テレビ小説「カーネーション」の第8話のあらすじは

連続テレビ小説カーネーション」の第8話のあらすじは以下の通りです。

第2週「運命を開く」花言葉の花「プリムラ

 

第8話では、糸子(いとこ)の裁縫に対する情熱がさらに燃え上がり、新たな世界への扉が開かれます。昭和初期、女学校に通う糸子は、パッチ屋の窓越しで見た「ミシン」に心を奪われ、その名前を知るために授業中に先生に質問を投げかけます。ミシンの存在を知った瞬間の糸子の喜びは、まるで宝物を見つけたかのような輝きを放っていました。

それからというもの、糸子は雨の日も風の日も、パッチ屋の窓越しにミシンを見つめ続けるようになります。彼女の目にはミシンが未来を象徴するかのように映り、いつか自分もあの機械を操ることができる日を夢見ていました。この時代、手作業での裁縫が主流だった中で、ミシンの登場は革新的な出来事であり、大きな時代の変化を象徴していました。その変化は、糸子の家族にも影響を与え始めます。父・善作(ぜんさく)は「呉服屋の娘が洋服を着るな」と言いながらも、得意客の大地主の息子の祝言が洋式で行われることになり、時代の波に翻弄される姿が描かれています。

善作がアッパッパを縫うことを禁じたにもかかわらず、糸子はミシンを見ているだけで幸せを感じます。その純粋な思いが、彼女の行動力をさらに押し進めます。ついに、パッチ屋の大将から声をかけられた糸子は、待望のミシンを使う機会を得ます。試しに布を少しだけ縫い上げた糸子は、大将から「筋がいい」と褒められ、その瞬間、彼女の心は歓喜に満ち溢れます。このシーンは、彼女が裁縫の世界に一歩踏み出す重要な場面であり、視聴者としても一緒にその感動を共有することができます。

さらに、ミシンで布を縫う喜びから、糸子は桝谷パッチ店での下働きを手伝い始めます。初めて自分の手で働く楽しさを知った糸子は、家に帰っても家事を率先して手伝うようになり、両親や祖母を驚かせます。働けば働くほど、糸子は自分が大人になっていくような実感を得るのです。昭和という時代背景の中で、特に女性が外で働くことや自分の夢を追いかけることは、今ほど自由ではなかった時代です。それでも、糸子のような少女がミシンを通じて未来を切り開こうとする姿は、時代を超えて心を打たれます。

第8話は、糸子が新たな夢に向かって突き進むきっかけとなる回です。彼女の純粋でひたむきな姿勢と、時代の変化が交差する物語は、これからも目が離せません。