映画とドラマに沼る主婦

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連続テレビ小説「カーネーション」の第37話のあらすじは

 

連続テレビ小説カーネーション」の第37話のあらすじは以下の通りです。

第7週「移り行く日々」「ワレモコウ」

第37話では、物語が奈津の父の死をきっかけに、一気に感情が揺れ動く展開を迎えます。昭和8年(1933年)の晩夏、奈津の父が亡くなり、彼女の結婚式は延期され、入籍だけが行われることになりました。奈津の母は父の死にすっかり力を落としてしまいますが、奈津自身は若女将として家を守る覚悟を見せ、母に代わって店を切り盛りしている姿が描かれます。

この時代、日本は大正から昭和に移り変わり、経済的にも社会的にも大きな変化の波が押し寄せていました。そんな中、女性たちは家族や家業を支える役割を担い、特に戦前の日本では、女性が強い精神力で家庭を守る姿が当たり前のように描かれていました。奈津もまさにその一例であり、彼女の力強さが際立っています。

一方で、糸子はサエのために作ったドレスが予想外の反響を呼び、他の踊り子たちからも次々と注文が入ります。しかし、糸子が働く紳士服店の大将や職人たちは、依然としてドレスを軽視し、ミシンを使わせてもらえないという困難に直面します。それでも糸子は諦めず、自宅のミシンを使って仕事を続ける姿に、彼女の情熱と職人としての誇りが感じられます。この時代、ドレスはまだ一部の富裕層や特別な場面でしか見られないものでしたが、糸子はその枠を超えて、新しい風を吹き込もうとしているのです。

さらに、久しぶりに駒子が糸子のもとを訪れ、彼女の忙しさに驚くと同時に、奈津が案外元気であることを伝えます。奈津の強さが駒子の口から語られることで、彼女が内に秘めたる力を持つ女性であることが再確認されます。駒子の登場は、物語に一時の和みを与えると同時に、奈津と糸子、それぞれの成長を象徴する場面でもあります。

そして、だんじりの日に起こる出来事が物語にさらなるドラマを加えます。迷子になった八重子の長男・太郎を奈津が見つけ出し、泰蔵と出会う場面は、彼女にとって思いがけない感情の動きが生まれる瞬間です。泰蔵が自分のことを知っていたことに驚く奈津の姿は、彼女の心に新たな希望や期待が芽生える予感を感じさせます。

このように、第37話は昭和初期の激動の時代に生きる女性たちの強さと、彼女たちが直面する日常の困難を描いており、心に残る回となっています。