『王女の男』でソン・ジョンホさんが演じた役は、シン・ミョンというキャラクターです。シン・ミョンは、主人公キム・スンユと幼い頃からの親友であり、物語の中で複雑な感情を抱える重要な役どころを担っています。彼は、父親のスクチュが朝鮮王朝5代王・文宗を裏切り、首陽大君についたことで、スンユと敵対する立場に立たされます。また、シン・ミョンはヒロインのイ・セリョンに惹かれているが、彼女の心はスンユに向けられており、その切ない三角関係がドラマの中で描かれています。
ソン・ジョンホさんの演技の魅力は、役になりきることで多彩な表情を見せることです。特に、親友を処刑する際に流す大粒の涙や、愛する人に対する切ない表情など、感情豊かな演技が視聴者を引き込みました。彼の演技は、時代劇初挑戦だったにも関わらず、そのキャリアがどれほど素晴らしいかを物語っています。
撮影エピソードとしては、ソン・ジョンホさんは『王女の男』の撮影期間中、アクションシーンの撮影で馬に振り落とされるなど、苦労が絶えなかったと言われています。しかし、そうした困難を乗り越えた彼の演技は、ドラマの成功に大きく貢献しました。特に、シン・ミョンが親友を処刑するシーンでは、彼の感情移入が深く、視聴者に強い印象を残したとされています。