映画とドラマに沼る主婦

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韓国ドラマ『トンイ』登場人物紹介3人目は「イニョン王妃」

 

 

韓国ドラマ『トンイ』登場人物紹介3人目は「イニョン王妃」です。

ドラマ『トンイ』におけるイニョン王妃のキャラクターは、李氏朝鮮の第19代国王粛宗の正室として描かれています。彼女は、1667年4月23日から1701年8月14日まで生きた仁顕王后閔氏として知られ、宮廷内での政争において西人派の象徴的存在でした。

 

イニョン王妃は、粛宗の二番目の正室であり、先妻である仁敬王后の後を継いで入内しました。彼女の立場は、粛宗の母である明聖大妃の推薦によるものでした。しかし、粛宗の寵愛を受けたチャン・ヒビンに王子が誕生すると、イニョン王妃の存在が邪魔になり、南人派の陰謀によって廃位に追い込まれる悲劇に見舞われました。その後、チャン・ヒビンの失脚により王妃に復位しましたが、復位後わずか6年で病によって命を落としました。

 

ドラマでは、イニョン王妃は物静かだが芯の強い女性として描かれています。彼女は自分の事を命をかけて守ろうとし、トンイに対しても生涯深い感謝の意を抱いていました。トンイが宮廷を去った後も、トンイとその息子クムの後ろ盾となり、力強い味方として支え続けました。しかし、チャン・ヒビンや兄のチャン・ヒジェによる呪詛により、王妃復位後わずか6年で病が悪化し、悲運の生涯を閉じました。

 

イニョン王妃役を演じたパク・ハソンは、その端麗な美貌と凛とした王妃像を作り上げ、2010年MBC演技大賞女性新人賞を受賞しました。彼女の演技は、イニョン王妃の複雑な心情と悲劇的な運命を見事に表現し、視聴者に深い印象を残しました。イニョン王妃のキャラクターは、その悲劇的な背景と強い意志を持つ女性として、ドラマ『トンイ』において重要な役割を果たしています。