映画とドラマに沼る主婦

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韓国ドラマ『火の女神ジョンイ』の登場人物、8人目は、ユ・ウルタム



韓国ドラマ『火の女神ジョンイ』の登場人物、8人目は、ユ・ウルタムです。

韓国ドラマ『火の女神ジョンイ』で重要な役割を果たすユ・ウルタムは、真に情熱的で誠実な沙器匠です。16世紀後半の朝鮮で、最高官職の郎庁の座を争う彼の姿には、ただ技術を競うだけではなく、誇り高き職人の魂が宿っています。ウルタムは、イ・ガンチョンと激しく競い合い、宣祖にも認められるほどの実力者です。しかし、彼の運命は皮肉なものでした。仁嬪キム氏とガンチョンの陰謀によって無実の罪を着せられ、分院を追放されるという無念な結末を迎えます。

ウルタムの物語は、ただの職人の物語にとどまりません。彼は助役のヨノクから託された赤ん坊ジョンを育て、父としての愛情と責任をもって彼女を見守ります。ウルタムの影響を受けて育ったジョンは、やんちゃでありながらも真っ直ぐで、陶芸よりも狩りや弓に興味を示す少女に成長します。それでも、ウルタムの思いはしっかりとジョンに伝わっており、その姿勢がジョンを後に沙器匠へと導いていくのです。

ウルタムは、分院に戻るチャンスを得ますが、ガンチョンの刺客により命を奪われてしまいます。彼の死はジョンにとって大きな喪失であり、同時にジョンの決意を固める出来事でもありました。ウルタムを侮辱するガンチョンの言葉を聞いたジョンは、父の名誉を取り戻すため、朝鮮一の沙器匠になることを目指します。ウルタムの死後も、彼の教えと精神はジョンの中で生き続け、彼女を強く支えています。

ウルタムの存在は、ただの師匠や父親を超え、ジョンにとっては人生の指針そのものです。彼の信念と技術への情熱は、ジョンが逆境に立ち向かう力の源となり、彼女が男装してまで沙器匠の道を歩む決意をする原動力となっています。ウルタムの生き様は、技術と心の両方を受け継いだジョンの成長を見守り、支える大きな柱となっているのです。