映画とドラマに沼る主婦

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連続テレビ小説「カーネーション」の第135話のあらすじは

 

連続テレビ小説カーネーション」の第135話のあらすじは以下の通りです。

第24週「宣言」「ヘメロカリス」

第135話は、糸子の強さと弱さが交錯する感動的なエピソードです。これまで誰よりもパワフルに生きてきた糸子が、階段からの転落事故で骨折し、初めて「老い」と向き合わざるを得ない状況に追い込まれます。昭和の時代、女性が社会に出て活躍することがまだ珍しかった頃に、糸子は自らの手で道を切り開いてきました。しかし、年齢を重ねた今、その自立心が試される場面が描かれています。

特に、東京から駆けつけた優子と直子とのやりとりは、家族間の微妙な力関係や感情の揺れが如実に現れています。糸子は、介護用ベッドでの生活を強く嫌がり、自由に歩けなくなることへの不安を抱えています。彼女が抱える「老い」の恐怖や、周囲にそれを打ち明けられない孤独感は、多くの人が共感できるテーマではないでしょうか。そんな中、里香からの「私がいるから」という優しい言葉に、糸子が思わず涙を流すシーンは、彼女の強がりの裏にある心の脆さを垣間見せ、心に響く場面です。

さらに、このエピソードでは、家族との絆と葛藤が一層深まります。優子と直子が、糸子に引退をすすめ、東京でゆっくり過ごしてほしいと願う一方で、糸子自身はまだ現役でありたいという強い意志を持っています。彼女が「自分が引退したら誰が手伝うんだ」と言い返す場面は、長年仕事に情熱を注いできた糸子の職人気質が表れており、仕事が生き甲斐である彼女の姿が鮮明に描かれています。

しかし、優子が「仕事を頼んだのは無理のない範囲で」と説明した際、糸子のプライドは傷つきます。これまで家族の支えとして働いてきた自負が、一瞬にして否定されたように感じたのでしょう。その怒りが爆発し、糸子は二人を追い返してしまいます。この場面は、年齢を重ねることへの抵抗と、家族との間にある微妙な距離感が見事に描かれています。

カーネーション』は、糸子の人生を通じて時代の流れや家族のあり方を描く素晴らしいドラマです。第135話では、糸子がこれまで築いてきたキャリアと家族の絆、そして「老い」にどう向き合うのかが描かれ、次の展開がますます気になる内容です。糸子がどのようにこの困難を乗り越えていくのか、彼女の強さと脆さが今後どのように描かれるのか、注目したいです。