韓国ドラマ『大王世宗』第18話 のあらすじは以下の通りです。
第18話 「上王の怒り」
第18話では、物語がますます深刻な局面に突入し、登場人物たちの運命が激しく交錯する様子が描かれています。特に、世子(セジャ)と上王(サンワン)の関係が緊迫し、忠寧大君(チュンニョン)と孝寧大君(ヒョンニョン)の間での思惑の違いが浮き彫りになります。今回は、愛妾と世子の関係が大きな波乱を呼び起こすことで物語が進展していきます。
まず注目すべきは、世子と上王の愛妾が抱き合っているところを上王が目撃するという衝撃的なシーンです。このシーンは、世子が王位継承にふさわしい人物であるかどうか、という問いに対する重要な転機となります。上王は、「人の道に外れる世子は王になる資格がない」と激しく憤り、その報告を王(テジョン)にしようとします。しかし、ここで物語はさらに複雑に展開します。忠寧大君が登場し、上王に「今回だけは見逃してほしい」と必死に頼み込む場面です。忠寧の強い決意と、世子を守りたいという一心が伝わってきます。
忠寧は、世子を庇うために上王から「全ての罪をかぶる」という提案を受け入れます。この提案により、世子の命運は一時的に救われることになりますが、忠寧がその罪を一身に背負うことで、彼の立場も大きく変わることになるのです。忠寧の義理堅さと、世子への愛情が深く描かれるこの場面は、彼の人間性が際立つ瞬間でもあります。
一方、孝寧大君はこの状況を冷静に見つめ、怒りを鎮めるためには王に真実を告げるべきだと進言します。孝寧の意見は、忠寧の心情と正反対のものであり、彼の政治的な冷徹さが表れています。この意見の違いが、今後の展開に大きな影響を与えることは明らかです。
翌日、上王は王のもとを訪れ、この事実を報告しようとします。しかし、王はどのように反応するのでしょうか。世子に対する怒りが静まることはないのか、それとも王の立場として冷徹に対応するのか、その結果が次回以降の物語を大きく動かすカギとなるでしょう。
第18話では、忠寧大君と孝寧大君という二人の大君がそれぞれの信念に従って行動する様子が描かれ、物語がさらに緊迫感を増しています。世子と上王の関係が悪化する中で、忠寧の選択が今後の物語をどう変えるのか。忠寧の覚悟と、王としての決断が物語の進行に大きな影響を与えることは間違いありません。この緊張感あふれる展開が、ますます目が離せないものにしています。