韓国ドラマ『大王世宗』第72話 のあらすじは以下の通りです。
第72話「漢陽の緯度」
第72話では、韓国ドラマの歴史的な魅力が存分に発揮され、戦の勝利と新たな技術の発展、そしてそれらを支える人物たちの活躍が描かれています。特に注目すべきは、女真族との戦闘における朝鮮の圧勝と、それに続く新兵器や技術の発展です。物語が進む中で、世宗（セジョン）の国家を守るための戦略とその実行力が鮮明に描かれます。
まず、女真族の兵站基地に対する戦闘では、朝鮮軍が新兵器を駆使して見事に勝利を収めます。この戦いは、世宗の統治における新技術の導入が、戦局にどれほど大きな影響を与えたかを示す重要なシーンです。新兵器の投入は、単なる物理的な力の向上にとどまらず、世宗の改革精神が形になった瞬間でもありました。これまで何度も新兵器や戦術を取り入れ、戦いに臨んできた世宗ですが、今回はその成果が如実に現れました。
次に、世宗がチェ・マルリ（チェ・マルリ）を明（ミン）に派遣して、朝鮮の女真族攻撃に対する正式な了承を得ようとするシーンも非常に興味深いです。この外交的な動きは、世宗がただ戦に勝つだけでなく、国家の立場を確立するためにどれだけの手間を惜しまないかを示しています。彼の冷徹でありながらも計算された政治的な手腕が、物語をさらに引き締めます。
婆潴江（バジュンカン）の戦いにおいても、朝鮮軍の勝利が描かれ、戦況がどんどん有利に進展します。新兵器と戦術の優位性が勝利を導いたのですが、それを支えるのは世宗の指導力と、部下たちの献身的な努力です。この戦いの後、世宗はさらなる技術革新に向けて動き出します。チャン・ヨンシル（チャン・ヨンシル）を中心とした科学者たちの努力によって、簡儀台（カンイデ）を完成させ、首都漢城（ハンソン）の北極出地（ポクジョクチ）の実測に成功する場面では、国家としての技術的な成長を実感できます。この実測は、今後の国土開発や戦略においても非常に重要な意味を持ってくることでしょう。
さらに、世宗は自国の技術を守るために、明からの干渉を防ぐ目的で秘密諜報組織である武衛軍（ムウィウン）を結成します。武衛軍の登場は、単なる兵力だけでなく、情報戦やスパイ活動の重要性をも強調しており、これからの展開において、世宗の戦術的な柔軟さと深謀遠慮がどれほど物語を引き立てるかが見ものです。
『大王世宗』第72話は、戦と政治、技術革新が見事に絡み合い、物語がますますスリリングになっていきます。世宗の冷徹な決断力、そしてそれを支える技術者たちの献身が、国家を発展させていく様子に胸が熱くなります。次回以降、世宗がどのように国家を守り、発展させていくのか、ますます目が離せません。
