韓国ドラマ「華政」第7話のあらすじは以下の通りです。
第7話では、先王の毒殺事件の真相が大きく動き出し、光海君(クァンヘグン)の葛藤が深まります。お忍びで漢陰(ハニム)を訪れた光海は、そこで先王の毒殺に関する書物を目にし、衝撃の事実に言葉を失います。彼の中で今までぼんやりとしか見えていなかった過去の真相が急に現実味を帯び、王としての立場と家族の悲劇の間で深い混乱に陥るのです。
一方、宮殿ではこの書物の存在が発覚するのを恐れたイ・イチョムが、共犯者のケシとともに漢陰を消す計画を企てます。しかし、光海が既に漢陰を訪れていると知ったケシは、計画の実行が難しいと判断します。焦るイ・イチョムは、光海に毒殺の真実が知られる前にどうにか対処しようと試みますが、彼の動揺は隠しきれず、いっそう追い詰められていきます。この場面では、権力を巡る陰謀とその危うさが強調され、イ・イチョムの焦りが画面越しに伝わるような迫力があります。
また、物語は宮殿内の陰謀だけでなく、遠く離れた日本で苦境に立たされている貞明(チョンミョン)王女の姿も描かれます。生き延びるために長崎の硫黄鉱山で働く貞明ですが、突然火山が噴火し、命の危機にさらされます。逃げ惑う中で、仲間のクボクが足を挫いてしまい歩けなくなりますが、貞明は彼を見捨てず、一緒に逃げようと支え合いながら必死で進みます。しかし、噴火の勢いは増し、2人は火山の煙に飲み込まれ、運命がどうなるのか緊迫感が高まります。
光海君の心の葛藤や、宮殿内での陰謀、そして貞明の必死な生存劇が交錯するこの回は、物語全体に一層の緊張感をもたらしています。光海が先王の毒殺の真相に近づく一方で、彼の知らないところで大きな災厄が次々と巻き起こる姿は、物語が一筋縄ではいかない複雑さを物語っています。加えて、貞明の強い意志と仲間を思いやる心が、困難な状況の中で彼女の人間性を際立たせ、過酷な運命に立ち向かう彼女の姿が視聴する者の胸を打ちます。
このエピソードでは、光海が知る真実の重さや、貞明の生きるための闘争、そしてイ・イチョムとケシによる陰謀が複雑に絡み合い、物語がいっそう深みを増しています。次の展開でそれぞれの運命がどう交わり、王族の未来がどう変わっていくのか、息が詰まるような緊張が続きます。