華流ドラマ「永遠の桃花～三生三世～」第38話のあらすじは以下のとおりです。
第38話は、登場人物たちが過去と向き合い、複雑な感情の中で決断を下す重要なエピソードとなっています。白浅（はくせん）と夜華（やか）の関係を中心に、物語は急展開を迎えます。
物語の初め、白浅は狐狸洞で休んでおり、その姿を見守る夜華は彼女の健康が気掛かりです。夜華は、白浅が重要な記憶を失っていることを知り、折顔（せつがん）の元を訪れて真相を探ります。折顔は、白浅が300年前に擎蒼（けいそう）と戦い、眠りについたという噂が嘘であることを告げます。その真相とは、白浅が誅仙台から飛び降りた際に傷だらけで桃林に現れたということ。しかし、夜華はその事実を知らなかったのです。
夜華は折顔に、白浅が忘れたことについて問いますが、折顔は白浅が何も語らなかったと答えます。折顔は、天宮で見た素素（そそ）の姿が実は白浅に違いないと気づきます。夜華は、東海で白浅の行動が素素と似ていたこと、そして手首に残る紅蓮業火の痕からその推測を裏付けていました。夜華は、白浅が自分を忘れた理由が墨淵（ぼくえん）上神と関係があるのではないかと考えますが、折顔は何も言いません。
その一方で、玄女（げんじょ）は牢獄で悲惨な状況にあり、明日は彼女の処刑の日です。彼女は息子の消息を聞き、憎しみに駆られながらも、隙を見て侍衛を殺し、鍵を奪って病弱な離怨（りえん）を見つけます。離怨は玄女を挑発し、彼女を人間界に送り込んで擎蒼の封印を破る手助けをするように仕向けます。玄女はその後、離怨を殺し、復讐のために臙脂（えんじ）を導く玉片を手に入れます。
また、東皇鍾に囚われていた擎蒼は、離怨の死により力を増し、脱出後に四海八荒を息子のために陪葬しようと計画を立てます。それを察知した土地公（とちこう）は急いで上奏しますが、帝君はすでに人間界に降りていることが判明し、事態は手の施しようがありません。
人間界では、皇帝と白鳳九（はくほうきゅう）が共に過ごす時間を楽しみ、二人の関係はさらに深まります。皇帝は白鳳九に対して愛情を抱き、彼女の地位を守るために後宮での争いを乗り越える決意を固めます。しかし、司命（しめい）の試練が待ち受けており、白鳳九は心残りながらも受け入れなければなりません。
物語はクライマックスに向かい、白浅と夜華は九重天へ向かいますが、青丘の入り口で離鏡（りけい）と再会します。夜華は二人きりにさせ、白浅は過去の傷を明かし、離鏡の裏切りにより心が深く傷ついたことを告げます。夜華との未来を共に歩むことを誓い、物語は次の展開へと進みます。
第38話は、登場人物たちの心の葛藤と成長が描かれており、視聴者を引き込む力強いエピソードとなっています。
