映画とドラマに沼る主婦

youtubeチャネルでは画像入りで解説しています。

『瑯琊榜』医者であり友である藺晨(リン・チェン)役:靳東ジン・ドン、結婚15周年 妻・涙のインタビュー

『瑯琊榜』医者であり友である藺晨(リン・チェン)役:靳東ジン・ドン、結婚15周年 妻・涙のインタビュー

靳東、結婚15周年 妻・涙のインタビュー

芸能界では、多くのスターが結婚と離婚を繰り返し、その関係が移り変わる季節のように短命であることも少なくありません。しかし、今年で結婚15周年を迎える靳東と李佳。その変わらぬ愛の形は、華やかな世界の中でひときわ輝きを放っています。

二人の出会いと運命のプロポーズ

二人が出会ったのは2010年のこと。ドラマ『青春不言敗』の撮影中、李佳のハイヒールが石畳に挟まり、靳東が助けようとした際に手を傷つけたことがきっかけでした。当時の李佳は、すでに女優として成功を収めていたものの、離婚したばかりで心に深い傷を抱えていました。一方の靳東は、まだ無名の俳優であり、経済的にも厳しい状況にありました。そんな二人は次第にお互いの心の支えとなり、自然と惹かれ合っていったのです。

撮影が終わる頃には、靳東は李佳の笑顔を取り戻せる唯一の存在になっていました。そして迎えたプロポーズの日。靳東はボロボロの中古自転車に李佳を乗せ、街を駆け抜けました。彼の自転車にはベルがなく、代わりに口で「チリンチリン」と音を鳴らしながら走ったと言います。そして、聖ミカエル教会の前にたどり着くと、自転車のカゴから手作りの弁当箱を取り出しました。その中には、刻まれたニンニクの芽で「結婚してください」と書かれていたのです。

「俺と一緒にいても、大富豪にはなれないかもしれない。でも、一生大切にします。」

その言葉を聞いた李佳の目には、涙が光っていました。

結婚生活と変わらぬ愛の形

結婚後も、靳東は家庭を第一に考え、献身的な夫としての姿勢を貫いてきました。経済的に安定するまでの道のりは決して平坦ではありませんでしたが、彼は一度も弱音を吐かず、家族のために努力し続けました。

ある日、スーパーで買い物をしている靳東の姿が目撃されました。手にした買い物リストには、李佳の好きな茴香、息子のための色鉛筆、そして義母のための湿布が書かれていました。そんな些細な気遣いこそが、二人の愛の深さを物語っています。

結婚15年、妻の涙のインタビュー

インタビューの中で、結婚15周年を迎えた李佳は、涙ながらにこう語りました。

「彼は、毎晩必ず私の手を握って眠るんです。それが習慣になっているみたいで。たとえ喧嘩をした日でも、どんなに疲れていても、必ず。最初は不思議だったけれど、今ではそれが一番の安心になっています。」

華やかな芸能界で、浮き沈みの激しい世界を生きながらも、靳東は決して家庭をないがしろにすることはありませんでした。彼の左手には、いつも結婚指輪が光っています。その指輪には細かい傷がついていましたが、彼は微笑みながらこう言いました。

「これは、息子と一緒に木工作品を作ったときの傷なんです。」

15年間、変わることなく妻と子どもを大切にしてきた靳東。その愛は、派手な言葉ではなく、日々の小さな行動の積み重ねに表れています。

「愛とは、根を深く張った木のようなもの。しっかりと根付けば、必ず枝葉が茂る。」

靳東の言葉通り、二人の15年の歳月は静かに、しかし確実に実を結んでいます。