中国ドラマ「後宮の涙(原題:陸貞伝奇)」第15話のあらすじは以下の通りです
陸貞(りくてい)は皇上(こうじょう)から課された白磁の制作に取り組みますが、何度も失敗を重ねます。しかし、試行錯誤の末、磁土に鉄粉が混ざっていないことが失敗の原因だと気付きます。窯開きの日、ついに陸貞は美しい白磁を完成させ、皇上からその技術と努力を称賛されました。そして、正式に八品掌珍(はっぽんしょうちん)の地位を与えられ、引き続き青鏡殿(せいきょうでん)で職務を続けることになります。
杜衡(とこう)は陸貞の昇進を祝し、自ら授職式を執り行いたいと申し出ます。娄尚侍(ろうしょうじ)はその願いを快諾し、陸貞は晴れて八品女官として新たなスタートを切りました。
着任早々、陸貞は司宝司(しほうし)の管理体制がずさんであることに気付きます。特に帳簿が乱れていることから、全員で帳簿を調べ直すよう指示しますが、宮女たちは反発し、非協力的な態度を示します。陸貞は恩威並行の方針を取り、報奨制度と懲罰制度を導入することで、宮女たちのやる気を引き出そうと決意します。
帳簿を確認する過程で、陸貞は玲瓏(れいろう)をはじめとする宮女たちが黄金を私的に分け合っていた事実を発見します。玲瓏は恐れながらも事実を認め、涙ながらに謝罪します。陸貞は過去の過ちを不問に付し、「不足分は自分が責任を持って補填する」と約束し、宮女たちの信頼を得ようと努めます。
陸貞の公正で寛大な姿勢は徐々に宮女たちの心を動かし始め、司宝司の雰囲気も次第に変わっていくのでした。