映画とドラマに沼る主婦

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中国ドラマ『還珠姫(かんじゅひめ) 〜プリンセスのつくりかた〜』のキャスト・俳優・登場人物4人目は、張鉄林(乾隆帝)

中国ドラマ『還珠姫(かんじゅひめ) 〜プリンセスのつくりかた〜』のキャスト・俳優・登場人物4人目は、張鉄林(乾隆帝

威厳と優しさを併せ持つ皇帝──張鉄林が演じた「乾隆帝」の魅力

中国歴史ドラマ『還珠姫』は、皇宮を舞台にした愛と絆の物語として、放送から長い年月を経た今でも多くのファンに愛されている作品です。その中心的な存在である「乾隆皇帝(けんりゅうこうてい)」は、物語の進行に欠かせない重要な人物であり、その複雑な人間像を見事に演じたのが俳優・張鉄林(ちょうてつりん)です。

乾隆帝という人物

乾隆帝は、物語の中で永琪(えいき)と紫薇(しび)の父として登場します。彼は清王朝の名君として知られる存在であり、ドラマの中でもその威厳と聡明さが際立っています。

一方で、父としてはとても思いやり深く、子どもたちへの愛情にあふれた人物でもあります。紫薇が自分の娘であることを知った時の驚きと喜び、そして小燕子(しょうえんし)や他の人物との関係に悩む様子など、君主としての冷静さと、父親としての温かさが絶妙に描かれています。

また、文化や芸術に造詣が深く、風流で教養ある皇帝としても描かれており、時にユーモアを交えた会話で周囲を和ませる場面もあります。その一挙手一投足に、皇帝としての品格と人間味があふれています。

張鉄林の圧倒的な存在感

乾隆帝を演じた張鉄林は、中国を代表する実力派俳優の一人です。彼の演じる乾隆は、まさに「威風堂々」という言葉がふさわしいほどの存在感を放っています。

厳格でありながら、時折見せる父親としての優しいまなざしや、思慮深い判断力、さらには女性たちに対する風流な一面まで、張鉄林はそのすべてを自然に演じ分けています。

彼の落ち着いた語り口と豊かな表情は、視聴者に安心感を与えると同時に、物語に奥行きを持たせています。乾隆帝という歴史的にも重要な人物像を、フィクションの中に生き生きと再現した彼の演技力は、まさに圧巻です。

最後に

『還珠姫かんじゅひめ』の中で、乾隆帝は単なる権力者ではなく、「人としてどうあるべきか」を体現した人物です。そして、その魅力を最大限に引き出したのが、張鉄林という俳優の存在です。

もしまだこの名作を見たことがない方がいらっしゃれば、ぜひ注目していただきたいのが張鉄林演じる乾隆帝です。皇帝としての威厳と、父としての優しさ、その両方を兼ね備えた人物像に、きっと心惹かれることでしょう。