白猫の少卿が神都を駆ける――『大理寺日誌~謎解く少卿には秘密がある~』
中国の人気漫画『大理寺日誌』を原作とした実写ドラマ『大理寺日誌~謎解く少卿には秘密がある~』(原題:大理寺少卿游)は、唐の武則天時代を舞台に、白猫の姿を持つ少卿・李餅(りへい)の活躍を描いた本格ミステリー時代劇です。
物語は、天下の刑獄を掌握する大理寺を中心に展開します。主人公・李餅は、前任の大理寺卿・李稷の息子。父が暗殺された3年前、彼もまた襲撃を受け、目覚めたときには半人半猫の姿に変わっていました。猫の姿のときには鋭い嗅覚や夜目、猫じゃらし好きなど可愛らしい一面もありますが、血を見ると理性を失うという危うさも抱えています。
神都に戻った李餅は、偶然出会った青年・陳拾(ちんしゅう)と共にある事件を解決。その功績が認められ、大理寺の少卿に任命されます。彼は明鏡堂のメンバーたち――陳拾、王七、阿里巴巴、崔倍、孫豹らとともに、「妖猫殺人事件」をはじめとした難事件に挑みながら、自身の過去と真実に迫っていきます。
李餅の居所は、神都の大理寺内にある明鏡堂。そこを拠点に仲間たちと共に、陰謀が渦巻く神都で数々の事件に挑み、正義を守るために奔走します。
全36話からなる本作は、時代劇の壮大さに加えて、サスペンスの緊張感、そしてコミカルなやりとりが絶妙に織り交ぜられており、幅広い層の視聴者を惹きつけています。
半人半猫という特異な運命を背負いながら、信念を胸に事件に挑む少卿・李餅。彼と明鏡堂の仲間たちが織りなす物語は、まさに驚きと感動の連続です。ぜひその目で、謎解きの先にある真実を確かめてください。