中国ドラマ「惜花芷(せきかし)~星が照らす道~」第26話のあらすじは以下の通りです。
顧晏惜が刺客と激しい戦いを繰り広げている最中、花芷が駆けつけて袖に隠した矢で顧晏惜の命を救います。山谷へと突入した刺客たちは花芷を襲いますが、顧晏惜が必死に守りました。危機的な状況ながらも花芷は冷静で、山の上に仕掛けられた罠を見つけ、ナイフを拾って登り、仕掛けのロープを切断します。その瞬間、大きな岩が坂を転がり落ち、顧晏惜は咄嗟に陳情と李猴を庇い崖の下へ避難させ、刺客たちは全滅しました。
城に戻った顧晏惜は宮中へ向かう用事があったため、花芷に護符を預けます。花芷は老爺たちからの書簡を夫人たちに見せ、みんな安堵の表情を浮かべました。老爺たちと老夫人は北地で無事に過ごしているとのことです。
夜、家では宴が開かれ、大夫人や二夫人、花灵がそれぞれ得意の芸を披露して場を盛り上げます。四夫人も花芷の勧めで歌を一曲歌い、賑やかなひとときとなりました。
長青は顧晏惜を顧成焘の寝宮へ案内しますが、顧成焘は一日一夜意識を失い倒れていました。顧晏惜は七宿衛と禁軍を招集し禁宮を封鎖、宮内の者たちを徹底的に尋問します。
顧晏惜は陳妃を取り調べたところ、慶帝が下朝後に昏倒したことを知ります。陳情が慶帝に届けられた食事の箱や養心湯の薬殻を調査しても異常は見つからず、医官にも診てもらいますが手掛かりは得られません。
刺殺未遂の知らせを受けた宪王・顧晏恭は、それほど司使の暗殺は容易ではないと冷静に話します。刺客から司使の情報は得られなかったものの、慶帝が目覚めなければ勝負は決したも同然と感じています。顧晏惜は宪王府の警戒を厳重に命じ、些細な変化も見逃さないよう指示しました。
陳情は皇宮中を捜索し、六皇子が行方不明であることを突き止めます。
一方、花芷は資金を増やすため酒楼の開業を決めました。しかし、50万の資金では好立地の店は手が届かず、やや辺鄙な城南の棠溪楼に目を付けます。そこで白掌柜が値段交渉中であるところを偶然見かけました。話を聞くと、白掌柜は以前の雲来酒楼の店主ではなく、新たに独立を考えていることがわかりました。花芷は白掌柜に巧妙な提案をし、二人は酒楼の権利をかけて勝負をすることに決めました。
沈焕は芍薬を連れて川辺で蛇を探し、二人はこれからもっと遠くの場所へ遊びに行こうと約束します。
陳情が六皇子の側近の奴才を尋問すると、六皇子は2日前から行方不明だと判明しました。
顧晏惜は意識不明の顧成焘のそばで、かつて彼に字を書く手ほどきを受けたことや、初めて弓を引いた日のことを思い出していました。すると陳情が六皇子の捜索のため、皇宮内外を徹底調査し、何があっても人を見つけるように、また宪王の動向も厳重に監視するよう報告に来ます。
花芷が呼んだ料理人は拂冬の指導に不満を持ち、互いに経歴を誇示し合って拂冬を嘲笑います。拂冬は黙って包丁を握り料理を続けますが、対面の声に気を取られ、誤って自分の指を切ってしまいます。声の主は拂冬を「喜姑」と呼びかけ、拂冬は驚いて逃げ出しました。
花芷が拂冬に何があったのか尋ねると、拂冬は泣きながら、自分を売った人、つまり父親の姿を見た気がすると話しました。拂冬は幼少期に虐待を受け、ある寿宴で肉を失くした罰として売られてしまったのです。
第26話は、刺客との死闘を乗り越え、北地の情勢や皇宮内の陰謀、そして花芷たちの新たな挑戦が描かれています。登場人物たちの絆や苦難が今後の物語の鍵となりそうです。