中国ドラマ「東宮(とうぐう)~永遠の記憶に眠る愛~」第8話のあらすじは以下の通りです。
小楓(しょうふう)と顧小五(こしょうご)の婚礼が迫る中、西州王のもとに丹蚩(たんち)からの使者が到着します。小楓が顧小五と結婚するという知らせを受けた西州王は激怒します。自分の娘の結婚を最後に知ったことに対する怒りは収まらず、しかも使者からは「早く婚礼に来るように」と催促される始末です。
そこへ豊朝の安国公が怒り心頭で現れます。西州王が皇帝を欺いたと非難し、「和親」のために待機していたにもかかわらず、知らぬ間に公主の婚礼が進められていたことに激怒します。西州王は謝罪しつつ、「他にも嫁ぎ先の年頃の娘がいる」と申し出ますが、安国公は「我々が求めているのは嫡公主。代替案は皇帝の判断を仰ぐ」と一蹴します。
一方、顧小五は小楓を連れてその場を離れた後も沈んだ様子。小楓は、顧小五が先日現れた顧剣(こけん)に嫉妬しているのではと考え、自分の気持ちは顧小五だけだと改めて伝えます。その言葉に顧小五は小楓を強く抱きしめ、2人の絆はさらに深まります。
その頃、安護府では李酽(りかん)が急報を携えて李承邺(りしょうぎょう)のもとへ。皇帝の反応を伝えつつ、李承邺は小楓の婚礼当日に出兵する決断を下します。同時に、柴牧(さいぼく)も李承邺の兵力配置を知り、李承鄞(りしょうじん)に軍功を立てさせるための作戦を立てます。
丹蚩では盛大な婚礼の準備が整い、顧小五と小楓は正装して人々から祝福を受け、幸せそうな姿を見せます。だがその最中、敵襲の報せが入ります。鉄達爾(てつたつじ)はこれを朔博(さくはく)の小競り合いだと軽視し、婚礼を続けるよう命じます。しかし報せは続き、今度は西営までも襲撃されているとのこと。
顧小五は敵の正体に気づきます。朔博と豊朝の連合軍による本格的な侵攻だと察し、戦いを買って出ます。鉄達爾は顧小五に出陣を許し、朔博王の首を新婚の祝いに持ち帰るよう命じます。そして伊莫延(いばくえん)も同行することに。
出発前、小楓は顧小五の腰に丹蚩の風習である「成婚のしるし」の帯を結びます。顧小五は小楓の顔を優しく包み込み、深い別れの情を見せながら戦場へ向かいます。
戦場では丹蚩の兵馬が朔博・豊朝連合の罠にはまり、馬が毒で倒れ、兵士たちも大打撃を受けます。顧小五は敵陣に馬を進め、裴照(はいしょう)から豊朝の軍装を受け取ると、裏切りを明らかにします。顧小五が合図をすると、豊朝の兵が一斉に丹蚩へ矢を放ち、戦闘が勃発。これが顧小五の策略であると知った伊莫延は激しく叫び、裏切りに怒りを爆発させます。
鉄達爾のもとには戦況悪化の報せが次々と届きます。馬は毒で倒れ、兵は次々に命を落とし、東西の拠点も失陥。鉄達爾はこの状況に諜者の存在を疑い、狼煙を上げ全軍出撃を命じます。小楓は涙を流しながら鉄達爾に戦装束を着せ、鉄達爾は小楓を抱きしめて「泣くな」と慰め、阿渡に彼女を連れて退避させます。
その後、戦場では伊莫延と赫矢(かくや)が最後の突撃を仕掛けます。伊莫延は李承邺に武器を投げるも、李酽が身を挺して防ぎ重傷に。怒った李承邺は矢を放ち、赫矢は自らの体で伊莫延を守ります。伊莫延は矢を受けながらも李承邺に突進し、その目前で命を落とします。
一方、小楓は戦況の報告を受け、緊張の面持ちで立ち上がります――。続く展開が気になる、衝撃の第8話でした。
次回は、この戦乱の中で小楓がどのような運命をたどるのか、そして顧小五の真意とは何かが明かされていきます。