物語は朝鮮王朝初期の時代に位置し、世宗大王の長男である文宗が即位します。しかし、文宗は病弱であり、跡継ぎの世子も幼いため、文宗の弟であるスヤン大君が玉座への野望を抱いています。一方、主人公のジョン（後のインス大妃）は、父であるハン・ファクによって明の皇帝の側室にしようとされますが、これを拒絶します。ジョンは首陽大君に心を寄せており、彼の長男であるトウォン君に嫁ぐことになります。
この物語は、朝鮮王朝が最も荒れた時代を背景に、権力を巡る人々の野望や愛憎を描いています。ジョンの拒絶から、早くも複雑な人間関係と権力争いが見え隠れし、物語の展開が引き込まれるものとなっています。
『インス大妃』は、権力闘争と愛の物語が交錯する朝鮮王朝の舞台を背景に、ドラマティックな展開が繰り広げられる作品です。第1話から物語の核心が垣間見え、視聴者を魅了する要素が詰まっています。
