第3話『王への第一歩』
このエピソードでは、主人公イ・サンが祖父である王様に父親の助命を懇願する場面から始まります。サンは「自分は死を賜っても構いません」と涙ながらに訴えますが、英祖王は冷酷に「わしは誰の父でもない。この国の王だ」と答えます。サンは息をのみ、しかし英祖王の非情な言葉は続き、「誰か、この者を義禁府に引き立てよ。大逆人として取り調べるのじゃ！」と命じます。これにはサン本人よりも重臣たちが驚きます。
その後、世子様が亡くなったという凶報が届き、場にいた人々は凍りつきます。サンは使者に再度確認しますが、父の死が確認され、絶句します。王様は「宮殿に戻る。それと世孫の罪は問わぬ事とする」と宣言し、サンは父親を喪った悲しみと共に、心に大きな十字架を背負うことになります。
このエピソードは、サンの人間らしさと英祖の冷酷さが対比され、サンにとっての大きな試練と成長のきっかけとなります。
ドラマ『イ・サン』は、主人公の成長物語であり、王としての資質を学びながら、様々な困難に立ち向かっていく過程を描いています。第3話は特に感動的で、サンのキャラクターが深く描かれている回となっています。ご覧になる際は、ぜひこの背景を思い浮かべながらお楽しみください。
