映画とドラマに沼る主婦

youtubeチャネル開設しました。登録よろしくお願いします。がんばります!

韓国ドラマ『大王の道』 背景にある老論派少論派の対立とは?

このドラマは18世紀の朝鮮国王である英祖の在位期間を背景にしています。当時の朝廷は老論(ノロン)と少論(ソロン)の二大党派に分裂し、激烈な勢力争いを続けていました。英祖は即位当初、老論派を登用し、その後、官僚ポストに老論派と少論派を同数つける政治手法を用いて国内の安定を図りました。しかし、思悼世子が少論派の貴族に師事し、世子嬪ホン氏の一族も少論派であったことから、老論派は世子を少論派と見なしました。1749年に世子による代理聴政が始まり、老論派は権力が少論派に移行することを阻止するため、世子の廃位に向けて様々な策略を行いました。一方、1757年に英祖の正室・貞聖王后が死去し、1759年に新たに15歳の貞純王后が継室に選ばれました。当時、英祖は66歳、思悼世子は24歳でした。貞純王后は自分より年長の世子を疎んじ、老論派とともに讒言に及びました。1762年、ついに思悼世子は英祖から死を命じられることになります