映画とドラマに沼る主婦

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大河ドラマ『翔ぶが如く』 タイトルに込められた意味は?

 

翔ぶが如く』というタイトルは、古代漢詩詩経』の小雅・鴻鴈之什「第九篇 斯乾」の一節「鳥のこれ革(と)ぶが如く、キジのこれ飛ぶが如く」から取られています。この詩は兄弟が仲良く新しい宮室を建てたことを述べており、司馬遼太郎はこの詩を通じて、明治維新を創り上げた西郷隆盛大久保利通の関係を表しています。また、「翔ぶ」という字は通常「とぶ」とは読まず、飛翔の意味から当て字として使用されているとされます。

 

この小説は、薩摩藩士として明治維新の立役者となった西郷隆盛大久保利通の友情と決別を軸に、征韓論や明治6年政変などを経て、神風連の乱西南戦争の決起と展開を描いています。司馬遼太郎は、登場人物が多岐にわたる長編歴史小説で、特に西郷隆盛大久保利通の二人の関係に焦点を当てています。この作品は、司馬遼太郎の作品の中でも特に長編であり、『坂の上の雲』と並んで彼の代表作の一つとされています。また、1990年にはNHK大河ドラマとしても放映されました。