映画とドラマに沼る主婦

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韓国ドラマ『王女の男』の歴史背景は?

 

 

 

「王女の男」のドラマは、朝鮮王朝の歴史的な出来事である「癸酉靖難(ケユジョンナン)」をモチーフにしています。この出来事は、朝鮮王朝第5代王文宗(ムンジョン)の弟である首陽大君(スヤンテグン)が、わずか11歳で即位した6代王の甥の端宗(タンジョン)を陥れるクーデターです。

 

具体的には、朝鮮王朝で名君と呼ばれた4代王・世宗(セジョン)は、自身の後継ぎに長男の文宗を指名しましたが、文宗は病弱でした。文宗の死後、11歳だった端宗が6代王として即位しますが、その背後で文宗の弟である首陽大君が王位を狙っていました。1453年、首陽大君は端宗を守る臣下たちを殺害し、端宗を王位から引き下ろしました。これが「癸酉靖難」と呼ばれる事件です。

 

この時代背景を踏まえた上で、「王女の男」は、実際の歴史的事件と架空のロマンスを組み合わせた物語を展開しています。ドラマでは、政敵同士の子どもたちが恋に落ちるという切ないストーリーが描かれており、歴史的な背景とフィクションが融合した作品となっています。

 

「王女の男」は実際の歴史的事件を背景にしていますが、ドラマの主要な登場人物やストーリーはフィクションです。歴史的な人物や出来事をベースにしているものの、主人公のイ・セリョンやキム・スンユといったキャラクターは架空の人物であり、彼らの恋愛物語は創作されたものです。

 

ドラマは、歴史的な背景を利用して視聴者に感動を与えるロマンチックな物語を展開していますが、実際の歴史には登場しない架空のエピソードが含まれています。したがって、「王女の男」は実話に基づいている部分もありますが、全体としてはフィクションの歴史ドラマと言えるでしょう。