『星河長明』第21話のあらすじは以下の通りです。第21話では、諸嬰(しょ・えい)と青蘅(せいこう)の婚礼が盛大に行われます。白露(はく・ろ)も祝福に駆けつけますが、心の中には七海蕊(しつかい・ずい)を救いたいという強い願いがありました。
白露は氷玦(ひょうけつ)を集め、ついに「時遡の回廊」へと飛び込みます。過去に戻った白露は、疫病神と嫌われていた葉凌霜(よう・りょうそう)として夜北の地に降り立ちます。そこで七海蕊を救い、謝雨安(しゃ・うあん)と名乗る彧修明(いく・しゅうめい)に出会います。
葉凌霜は七海蕊を守るために彧修明に接近し、彼と一夜を共にします。そこで彼女は、この世界の彧修明が実は白露を知る彧修明であることに気づきます。彧修明もまたこの世界に来てしまったのです。
一方、現世では界諸嬰と七海憐(しつかい・れん)の婚礼が進行中です。白露は過去に戻って七海蕊を救うことに成功しますが、再び七海蕊の死を見ることになります。黒水部の洛無依(らく・むい)が反乱を起こし、夜北は戦乱に巻き込まれ、七海蕊は命を落としてしまいます。
やりきれない思いで現世に戻った白露と彧修明は、再び過去に戻ろうとしますが、彧修明は時遡の回廊の破壊を命じます。人の運命は変えられないという現実に直面し、白露は深い悲しみを抱えながらも前を向こうとします。
このエピソードでは、白露の強い友情と決意、そして彧修明の優しさが描かれています。白露の過去に戻りたいという強い願いが、物語の重要なテーマとなっています。