映画とドラマに沼る主婦

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ドラマ「月升沧海」程少商をいじめた女性たち?

ドラマ「月升沧海」程少商をいじめた女性たち?

『月升沧海』の主人公・程少商は、幼い頃から家族の愛に恵まれず、大母や二叔母に育てられました。そのため、彼女は生き抜くために知恵を働かせ、強く、率直な性格に成長します。しかし、その性格が災いし、多くの女性たちから妬まれ、数々のいじめを受けることになりました。今回は、程少商を苦しめた女性たちを紹介します。

王姈(おうれい)— 目覚めた嫉妬心

王姈は、程少商を最初に敵視した女性です。彼女は都中の多くの女性たちと同じく、将軍・凌不疑に想いを寄せていました。しかし、凌不疑が程少商を特別扱いするのを見て、強い嫉妬心を抱くようになります。

王姈は公私問わず、ことあるごとに程少商を困らせました。しかし、程少商は決して引き下がらず、王姈の浅はかな策略を逆手に取って反撃します。その後、王姈は母親・文修君の命令で、自分の父親ほどの年齢の老将軍に嫁がされます。この結婚を通じて彼女は世の中の厳しさを知り、程少商への敵意も消えていきました。

裕昌郡主(ゆうしょうぐんしゅ)— 王姈と共謀するお嬢様

裕昌郡主は、王姈と同じく凌不疑を慕い、程少商に敵意を向けた女性の一人です。彼女は汝陽王妃の孫娘として甘やかされて育ち、わがままで傲慢な性格でした。

裕昌郡主の祖母・汝陽王妃は、凌不疑と彼女を結婚させようと画策しましたが、結局その願いは叶いませんでした。最終的に裕昌郡主は出家し、道士となる道を選びました。

三公主(さんこうしゅ)— 権力と執着の象徴

三公主は、凌不疑と幼い頃から共に育った女性です。彼女は幼いころは凌不疑を軽視していましたが、彼が成長し、都で人気の将軍になると、突然彼に執着するようになります。

彼女はすでに驸馬(夫)を持ちながらも、程少商を排除しようと躍起になりました。ついには、程少商を殺害して自分が凌不疑の妻になることまで考えるようになります。しかし、彼女の行動を見かねた三皇子が「凌不疑が幼い頃、姉上は彼を軽んじていたのに、今さら愛していると言っても遅いのでは?」と痛烈に批判しました。

その後、三公主は封地(領地)で偽造貨幣を作った罪で罰を受け、越妃によって禁足されてしまいました。

五公主(ごこうしゅ)— 命を狙った最凶の敵

五公主は、皇帝が天下を統一した後に生まれたため、苦労知らずのお嬢様として育ちました。彼女は皇帝と母・音宣皇后から寵愛を受け、わがままに育ちます。そのため、自分が程少商よりも凌不疑にふさわしいと信じて疑いませんでした。

嫉妬に狂った五公主は、程少商を殺害しようと画策します。彼女は程少商を池に突き落とし、その中に毒蛇を放つという残虐な手段を取ったのです。しかし、幸いにも蛇は無毒であり、程少商は一命を取り留めました。

これに激怒した凌不疑は、皇帝に五公主の幕僚たちを全員処刑するよう進言しました。結果、五公主は宮廷内で最も悲惨な結末を迎えることになったのです。

まとめ

程少商は、強く賢い女性であるがゆえに、多くの女性から嫉妬され、いじめを受けました。しかし、その都度彼女は屈することなく立ち向かい、最終的には彼女をいじめた者たちが自らの行いの報いを受けました。王姈は結婚を機に目を覚まし、裕昌郡主は出家、三公主は幽閉、五公主は悲惨な末路を迎えます。

程少商の波乱万丈な人生と、彼女を取り巻く女性たちの運命、ぜひお楽しみください。