中国の古装恋愛ドラマ『与卿書(よきょうしょ)~桃花が決めた花婿様~』は、2023年2月14日に芒果TVで配信が開始され、全24話で構成されています。主演は黄羿(ファン・イー)と王弘毅(ワン・ホンイー)で、脚本は羅海と孫雅芳、監督は麦田が務めています。本作は、架空の桃花塢(とうかう)という村を舞台に、運命的な出会いと愛の試練を描いたオリジナル作品です。
あらすじ:桃花が結ぶ運命の恋
物語は、当朝の世子・左経綸(さけいりん)が西南への赴任途中、偶然にも桃の花が咲き乱れる秘境・桃花塢に迷い込むところから始まります。この村では、外部の人間は掟により排除される運命にありますが、村の新任族長である柳卿卿(りゅうけいけい)は、左経綸を救い、彼の命を守ります。二人は次第に心を通わせていきますが、左経綸の真の目的や過去が明らかになるにつれ、彼らの関係は試練に晒されます。
見どころ1:オリジナルストーリーの魅力
『与卿書』は、近年多く見られる小説原作のドラマとは異なり、完全オリジナルの脚本で展開されます。そのため、視聴者は先の読めない展開に引き込まれ、登場人物たちの心情や成長を新鮮な気持ちで追うことができます。特に、左経綸の策略や柳卿卿の葛藤が丁寧に描かれており、物語に深みを与えています。
見どころ2:新進気鋭の俳優陣による熱演
主演の黄羿は、柳卿卿役で強さと優しさを兼ね備えた女性を見事に演じています。彼女の繊細な演技は、視聴者から高い評価を受けています。一方、王弘毅演じる左経綸は、表向きは柔弱ながらも内に秘めた野心を持つ複雑なキャラクターであり、そのギャップが物語に緊張感をもたらします。また、柯穎(かえい)演じる錦萱(きんせん)と劉胤君(りゅういんくん)演じる沈飛揚(しんひよう)の副カップルの関係も、物語に彩りを加えています。
見どころ3:甘さと切なさが交錯する恋愛模様
本作は、前半の甘くロマンチックな展開から一転し、後半では誤解やすれ違いによる切ない展開が待ち受けています。特に、左経綸が柳卿卿を裏切る形で村を去るシーンは、視聴者の心を揺さぶります。しかし、最終的には誤解が解け、二人は再び結ばれるというハッピーエンドが用意されており、感動的な結末となっています。
見どころ4:美しい映像と衣装
桃花塢の美しい自然や、登場人物たちの華やかな衣装も本作の魅力の一つです。特に、柳卿卿の衣装は彼女のキャラクターを引き立てるデザインとなっており、視覚的にも楽しめる作品となっています。
まとめ
『与卿書』は、オリジナルストーリーならではの新鮮な展開と、新進気鋭の俳優陣による熱演が光る作品です。甘さと切なさが交錯する恋愛模様や、美しい映像美も相まって、多くの視聴者を魅了しています。古装恋愛ドラマが好きな方は、ぜひ一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
