映画とドラマに沼る主婦

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中国ドラマ「如懿伝にょいでん」第71話のあらすじは以下の通りです。

中国ドラマ「如懿伝にょいでん」第71話のあらすじは以下の通りです。

寒香見(かんこうけん)が入宮して以来、大清の辺境は平穏無事で、民も農耕に励み、世は安定していました。永琪はこの状況を皇上(こうじょう)に報告し、皇上は大いに満足します。永琪はさらに、寒香見の父・寒提に手紙を書かせて娘を慰め、宮中に安心してとどまらせるよう提案し、皇上はこの計画に乗り気になります。

一方、如懿は皇上が寒香見に対して一時の気まぐれだと思っていましたが、皇上の執着は深まるばかり。毎日朝議が終わるとすぐに承乾宮へ向かい、他の妃嬪の存在などお構いなしです。炩嬪は皇上の寵愛を取り戻そうと、寒部の料理人や楽師を呼び寄せて彼女の歓心を買うことを提案し、皇上に称賛されます。

やがて寒香見のもとに父からの手紙が届き、辺境の安泰と民の幸せが綴られており、彼女に宮中に留まるよう諭していました。さらに、寒香見の侍女だった哈麗と古麗も召し寄せられ、寒部の料理も振る舞われ、寒香見はようやく口を開いて食事をするようになります。皇上は寒部の伝統衣装まで特注し、寒香見の機嫌を取るためにあらゆる手を尽くします。

その一方で、永琪は芸角を側福晋として迎え、ふたりは相思相愛の関係にあります。愉妃は、皇上が寒香見に夢中になりすぎていることを心配し、永琪にも発言には気をつけるよう忠告します。

皇上は寒香見の婚約者・寒企のために盛大な葬儀を行い、寒香見への好意をさらにあらわにしますが、寒香見はなおも冷淡な態度で、ひたすら故郷への帰還を願っています。皇上は諦めることなく、新たに寒香見のための宮殿を建てると約束します。

一方、炩嬪は妊娠中にも関わらず、皇上にまったく相手にされず不満を募らせ、純貴妃は咳が止まらず病状が悪化する中で、皇上に見向きもされません。息子・永璋が純貴妃のために皇上に直訴しようとしますが、激怒した皇上に痛烈に打たれ、吐血して倒れてしまいます。李玉が急ぎ永璋を撷芳殿に運び、純貴妃は激怒と心配のあまり倒れそうになります。

太后も心配して駆けつけ、純貴妃をなだめますが、皇上は純貴妃に対し「教子無方(子を正しく育てられない)」と非難し、容赦なく怒りをぶつけます。純貴妃は土砂降りの雨の中、永璋のために養心殿の前で跪き続けます。

如懿と愉妃はこれを見て、純貴妃を助けようと奔走し、皇上に懇願しますが、皇上はかつての不満も持ち出して純貴妃を責め立て、彼女はその場で吐血して気を失います。如懿は懸命に取り成しますが、皇上は如懿の淹れたお茶にさえ難癖をつけ、寒香見の好きな沙棗花茶しか受け付けません。

その頃、後宮の妃嬪たちは雨の中、如懿のもとへ集まり、寒香見の退宮を願って直訴に来ていました。翊坤宮の門前に集まる彼女たちの姿に、如懿は胸を痛めます。

皇上は「何としても寒香見の心を征服する」と決意し、太后や妃嬪たちの意見を無視し続けます。翊坤宮では、穎妃が如懿に進言し、寒香見を宮外へ追い出すよう促しますが、これも皇上の逆鱗に触れ、穎妃は激しく叱責されてしまいます。

如懿は皇上に、蒙古諸部族や名家の失望を招かぬよう配慮するべきだと説得し、ようやく皇上も心を和らげ、純貴妃を皇貴妃に封じ、永璋の罪も不問とする決断を下します。

寒香見はこの知らせを聞いて内心ほくそ笑みます。彼女にとって後宮から追い出されることこそが、真の望みだったのです。

如懿が翊坤宮に戻ると、妃嬪たちはなおも雨の中、宮門の前で跪き続けていました。皇上が純貴妃親子を慰めたと知っても、彼女たちは寒香見の退宮を求める訴えをやめることはありませんでした。

第71話では、皇上の寒香見への執着が後宮全体に暗い影を落とし、後宮の均衡が大きく揺らぎます。皇上の感情が暴走する中、それを止められる者は果たしているのでしょうか。続きが気になる展開となっています。