中国ドラマ「最高のじれ恋」第8話のあらすじは以下の通りです。
蒋時延は、いじめられていた兄弟を自宅まで送り届けたところ、その兄弟が張志蘭の子どもであることを知ります。彼は、張志蘭の商売を早く軌道に乗せたいという思いから、有名な美食ブロガーを呼び寄せました。ブロガーは「こんなに蒋時延が必死なのは初めて見た」と驚きます。蒋時延は「張志蘭を見ると、父を亡くし母と二人で生きてきた自分の幼少期を思い出す」と語り、その思いが行動の原動力になっていることが伝わってきます。
ところが、ブロガーが店を訪れると、そこには長蛇の列が。すでに大盛況となっていたのです。実はこの集客のアイデアは唐漾が考えたものでした。唐漾も、有名ブロガーが来たことに驚きます。馮蔚然が「蒋時延が呼んだ」と説明すると、唐漾は意外そうに蒋時延を見つめ、蒋は慌てて話を逸らします。
一方、盛倪娜は不注意で程回の高性能メガネを壊してしまい、お詫びとして彼と技術チームに食事を提案します。最初は断った程回ですが、なぜか気が変わり承諾。しかし当日、技術チームと盛倪娜が揃って待つ中、程回だけが現れず、電話で「そもそも行くつもりなんかなかった」と平然と話します。この態度に星月は怒りますが、盛倪娜はむしろ「彼は他の人とは違う」と感じ始めます。
社内では、趙処長が自分の大口顧客「藍天鋼鉄」の代表・李明偉に3,000万元の融資を通そうと必死です。しかし、唐漾は提出された華やかな資料を見て不審に思い、自ら集めた一次資料をもとに、李明偉がすでに債務超過でネットローンも大量に抱えていることを暴露します。趙処長と甘一鳴はかつての出世争いのライバル同士。唐漾が趙処長を論破したことに、甘一鳴は内心ご満悦です。
また別の場面では、盛倪娜が辺鄙な場所で撮影に入ってしまったため、配信スケジュールを守るために、蒋時延は程回と技術チームを現地に派遣します。ところが、程回は旅支度を全くしておらず、現地で服を調達するつもりが、場所が田舎すぎて替えの下着すら見つかりません。ちょうどホテルでチェックイン中の盛倪娜と出会い、彼女の助理が衣装チームに連絡を取ってくれることに。
その頃、蒋時延は大きな箱を唐漾の部屋に届け、何も言わずに立ち去ります。開けてみると中には、以前壊れた限定版の小熊フィギュアが。唐漾は「修理されたのかな」と思いますが、よく見るとシリアル番号が前回(3009)より若い(3007)ことに気づき、「これは全く別の新しいものだ」と悟ります。その瞬間、心の奥で何かが動き始めます。
唐漾は、蒋亞男に相談を持ちかけます。「女同僚に、あまり親しくない男性と、すごく親しい男性が同じプレゼントを贈ったらどう思う?」という内容です。蒋亞男は即座に「それって完全に、親しいほうの男性が本気なのに遠慮してタイミングを逃しただけ」と分析。彼は相手のことを大事に思い過ぎて、一歩踏み出す勇気が持てない状態にあると語ります。
蒋亞男の助言を受け、唐漾は蒋時延の気持ちを確かめるため、わざと「かわいい女子」らしい行動に出ます。まずは甘えるように振る舞ってみますが、蒋時延は苦手そうな反応。次はスカートを履いてみせると、「見慣れないし変だ」とストレートに言われます。しかし、靴ひもがほどけたとき、蒋時延が優しくかがんで結んでくれたことに唐漾は胸キュン。「やっぱり彼は特別な気持ちを持ってる?」と思い始めたその時、蒋時延はなんと2本の靴ひもを一つに結び、からかっていたのです。
唐漾はあきれたように笑いながらも、どこか嬉しそう。その笑顔には、友情と恋の狭間で揺れる微妙な心の変化がにじんでいました。
第8話では、唐漾と蒋時延の関係にさらなる変化の兆しが見え始め、視聴者としても「この友情、もしかして恋に?」とドキドキする展開でした。張志蘭の店の繁盛や社内での攻防戦など、人間関係と成長が交差する内容が盛りだくさんの一話です。次回がますます気になりますね。