映画とドラマに沼る主婦

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中国ドラマ「東宮(とうぐう)~永遠の記憶に眠る愛~」何話まで? 最終話は? 最終回は? 結末は? 第52話(最終話)のあらすじは以下の通りです。

中国ドラマ「東宮(とうぐう)~永遠の記憶に眠る愛~」第52話(最終話)のあらすじは以下の通りです。

高顯は曲天澤に呼びかけ、趙敬禹と共に反乱を起こすことで勝算が高まると説得します。自らも説得役を買って出て、曲天澤もそれに同意します。高顯は小楓を重要なカードとし、李承鄞が小楓のことで趙瑟瑟を追い詰めている状況を利用しようと考えます。しかし曲天澤は、西洲の男として血を流して戦う覚悟があり、女性を前面に立たせることはできないと反論します。彼にとって、豊朝と対立するのは西洲の名誉を守るためであり、小楓を利用するのは意味がないことだと言います。高顯はそんな曲天澤の男気を称賛し、豊朝は見かけだけ強く実は弱い国だと評します。曲天澤は熱く鼓舞し、属下たちと共に豊朝と戦う覚悟を宣誓します。

一方、豊朝では趙敬禹が護国大将軍に任じられ、反乱鎮圧に向かいます。皇帝は珠帘の後ろで体調不良のまま静かにしています。

西洲では戦の噂が広がり、民たちは豊朝の攻撃を恐れて逃げ出します。小楓は深い憂いを抱きつつも、過去の愛である顧小五と李承鄞を手放そうと決心します。阿渡は小楓に、城壁から飛び降りたあの瞬間からすべてを解放し、西洲の公主として生きるべきだと励まします。小楓はそれを受け入れ、阿渡も共に最後まで戦い抜く覚悟を見せます。

物語は悲劇的なクライマックスを迎えます。高顯が暗殺され、その犯人が阿渡であったことが明らかになります。二人は床の上と下で命を落とします。小楓は阿渡の死を知り深い悲しみに沈みます。

やがて、曲天澤率いる西洲の軍勢と李承鄞率いる豊朝の軍が対峙します。小楓は馬に乗って現れ、高顯の首を掲げながら、豊朝最大の反逆者が死んだことを宣言します。彼女は戦いの終結を呼びかけ、西洲の人々に無意味な流血をやめるよう説得します。小楓は父の忍耐と犠牲こそが西洲の尊厳であり、幸せな未来のために必要なことだと語ります。やがて西洲の兵士たちは武器を置き、小楓は李承鄞に「顧小五」と呼びかけます。李承鄞は涙を流し、彼女が最初から顧小五を愛していたことを認めます。

小楓は和解のための三つの約束を李承鄞に迫ります。世代を超えた和解、戦争の終結、そして最後に李承鄞に「生きること」を誓わせます。小楓は自らの命をかけて約束を求め、ついに自刎します。鮮血が彼女のもとに流れ、李承鄞と曲天澤は彼女を抱きしめて号泣します。

時は流れ、老いた李承鄞は皇位を譲り、初めて血を流さずに皇位継承が行われた時代を迎えます。孤独な彼はかつての東宮を訪れ、長年の友である裴照と語らいます。裴照は李承鄞に小楓はもうこの世にいないと告げますが、李承鄞はそれでも彼女がどこかで生きていると信じています。彼は忘川の水に思いを馳せながら、自問自答を繰り返します。

最終シーンでは、白髪の流浪者の姿となった李承鄞が砂漠をさまよい、かつての紅衣の少女、小楓が砂丘の上から遠くを見つめる姿が幻のように映し出されます。二人の魂は永遠に結ばれながらも、時代と運命の狭間でそれぞれの道を歩み続けるのです。

こうして壮大な愛と裏切り、犠牲の物語「東宮(とうぐう)~永遠の記憶に眠る愛~」は幕を閉じます。愛した者たちの想いと約束は、時を越えて胸に深く刻まれることでしょう。