中国ドラマ「麗王別姫(れいおうべっき)~花散る永遠の愛~」見どころは? ネタバレ 第54話のあらすじは以下の通りです。
第54話では、李俶が勢いに乗って洛陽攻略に挑む一方で、独孤靖瑶の活躍や皇室内の陰謀が描かれます。李俶は攻撃を決意し出陣前、独孤靖瑶から洛陽に関する貴重な情報を受け取り、戦略を練ります。一方、安慶緒は将兵と共に洛陽を死守し、唐軍への補給路を断っていました。
戦況が行き詰まる中、独孤靖瑶は負傷しながらも戦場に駆けつけ、李俶に助言を与えます。李俶はその策に従い、風生衣と厳明に兵を分け、補給の粮草を運ばせるふりをして、敵を欺きます。安慶緒軍は何も知らず、粮草車を洛陽へ持ち帰りますが、その中には唐軍の兵士が隠れており、城内と城外の連携で洛陽の城門を突破することに成功します。
城内では唐軍と安慶緒の兵が激しく衝突し、独孤靖瑶は父の仇を討つため奮戦します。李俶の援護により、靖瑶は安慶緒を馬から落としますが、靖瑶自身も負傷してしまいます。李俶が救い、安慶緒は城を捨てて逃走します。その結果、唐軍は洛陽を制圧し、戦局は決します。
戦後、唐至徳二年、唐肅宗は皇族と共に長安へ戻り、天下の情勢は安定します。しかし張皇后は息子を皇位に就けたい野心を隠さず、李俶の存在を脅威に感じています。また、李俶は顔に傷を負った弟・李倓を叱りますが、李倓はその傷を林致を守るために残したことを示唆し、兄弟の絆も描かれます。
夜、広平王府では、李俶が独孤靖瑶をもてなし、靖瑶は自らの気持ちを素直に告白します。「いずれ李俶は自分を愛する」と自信を見せますが、この言葉を珍珠が聞いても、李俶への信頼を失うことはありません。李俶は珍珠にキスをして「心は君一人」と誓い、二人の愛が再確認されます。
一方で、李俶の洛陽・長安攻略の功績により、皇上は親王に冊封する意向を示します。しかし、張皇后は李俶の人気を危険視し、皇上に不安を煽り、冊封を先延ばしにさせます。さらに皇上の体調が悪化したことが判明し、張皇后は太医に秘密を守らせつつ、史思明を味方に引き入れ、息子の皇位登極を画策し始めます。
第54話では、戦略と勇気が交錯する戦場シーンだけでなく、愛と信頼、そして皇室内の権力争いが見どころとなり、物語の緊迫感がさらに増しています。