映画とドラマに沼る主婦

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歴史とフィクションの融合――ドラマ『雲が描いた月明かり』の時代背景

 

ドラマ「雲が描いた月明かり」は、19世紀初頭の朝鮮王朝、具体的には純祖(スンジョ)の治世を舞台にしています。純祖は朝鮮王朝の第23代王であり、1800年に即位しました。この時代は、王権の弱体化や外戚による勢道政治が行われていた時期でもあります。

 

ドラマの主人公であるイ・ヨンのモデルは、純祖の息子であり、王位に変わり代理聴政を行った孝明世子(ヒョミョンセジャ)です。孝明世子は1809年に生まれ、1812年に世子に冊封されましたが、早世しました。この歴史的背景を踏まえつつ、ドラマでは男装の宦官ラオンとの恋愛や宮中の陰謀など、フィクションを交えたロマンチックな物語が展開されています。

 

また、ドラマはフュージョン時代劇として、セリフや歌などを現代的な感覚で作り上げており、歴史的な事実と創作が融合した作品となっています。このような時代背景とフィクションの組み合わせが、ドラマの魅力を高めている要素の一つですね。