春日局(おふく)は、戦国時代から江戸時代初期にかけて、大奥を統率しました。以下に彼女の生涯と大奥での役割を詳しく説明します。
1. 逆臣の娘としての前半生:
本能寺の変により謀反人の一族となり、母方の実家である稲葉家に引き取られました。
教養を身につけ、歌や香道にも精通しました。
2. 徳川将軍家に出仕する:
正成が岡山を出奔した後、福は家光の乳母となるために上洛しました。
3. 大奥を取り仕切り、絶大な権勢を誇る:
元和4年(1618年)、江が中の丸に移動し、大奥の制度改革が行われました。
春日局は大奥出入りの規則を整備し、大名家の婦女子たちの相談相手となりました。
幕閣を凌ぐほどの権勢を手にし、将軍家の乳母として絶大な影響力を持ちました。
4. 朝廷から「春日局」の称号を下賜される:
寛永3年(1626年)、家光の名代として朝廷に参内。
春日局は、平和な世を希求し、家光と徳川家を支えた女性として描かれています。