映画とドラマに沼る主婦

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大河ドラマ『花の乱』 足利義尚とは?

足利義尚は、室町幕府の第9代将軍で、1465年から1489年まで生きた人物です。彼は足利義政日野富子の息子であり、応仁の乱の後、わずか9歳で将軍に就任しました。

 

義尚の時代は、幕府の権威が衰えていた時期で、彼は幕府権力の回復を目指しましたが、若くして病死したため、その目的を達成することはできませんでした。彼の治世は、政治的な確執や家族間の争いが多く、特に父親である義政との関係は複雑でした。義政は政治よりも文化に興味を持ち、東山文化の発展に寄与しましたが、義尚はより積極的な政治改革を行おうとしました。

 

義尚は、六角高頼の討伐を目的とした近江への親征を行い、これが彼の政治的な独立を図る試みであったとされています。しかし、この親征中に病に倒れ、25歳で亡くなりました。彼の死後、幕府の権威はさらに衰え、戦国時代への移行期に入ることとなります。

 

義尚は、その美貌から「緑髪将軍」とも称され、現存する肖像画では、その高貴で凛々しい容姿が描かれています。彼の生涯は、不運ながらも、日本の歴史において重要な時期を象徴するものであり、その評価は今なお研究されています。彼の短い治世は、日本の政治史において一つの転換点となりました。