映画とドラマに沼る主婦

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大河ドラマ『花の乱』 日野富子は応仁の乱においてどのような役割を果たした?

日野富子応仁の乱において、非常に重要な役割を果たしました。彼女は東軍の総大将である細川勝元を支持し、東西両軍の大名に多額の金銭を貸し付けることで、一時は現在の価値にして60億円もの資産があったと言われています。

 

応仁の乱は、1467年から1477年にかけて11年間も続いた大規模な戦争で、足利義政の後継者争いをきっかけに全国の守護大名が二つに分かれて争いました。日野富子は、息子の義尚を将軍にするために、後見役の山名宗全日野家の権威を背景にして、各方面に働きかけた結果、応仁の乱が勃発することになります。

 

また、富子は米の投機も行い、戦争を通じて莫大な資産を築き上げましたが、その行動が民衆の反感を買い、文明12年(1480年)には徳政一揆を引き起こす原因ともなりました。この一揆によって関所が破壊された後、富子はただちに関の再設置に取りかかり、民衆だけでなく公家からも怨嗟の的となりました。

 

応仁の乱後も、富子は政治的な影響力を持ち続け、息子の義尚が急死した後は、義政と協議して新たな将軍を選定するなど、幕府の指導者としての役割を果たしました。このように、日野富子応仁の乱において、金銭的な面でも政治的な面でも中心的な役割を担い、室町時代の歴史に大きな影響を与えた人物であると言えるでしょう。