映画とドラマに沼る主婦

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大河ドラマ『八代将軍吉宗』吉宗が行った享保の改革とはどんな改革?

 

享保の改革は、江戸時代中期に第8代将軍徳川吉宗によって主導された幕政改革で、寛政の改革天保の改革と並ぶ三大改革の一つです。この改革は、幕府財政の再建を主な目的としており、先例に捉われない新しい政策が多数実施されました。

 

主な改革内容:

1. 幕府権力の確立: 吉宗は側用人を廃止し、老中による幕閣政治を重視するように見せかけつつ、実際には御側御用取次を新設して側近政治を展開しました。また、鷹狩を復活させて軍事訓練を行い、江戸周辺の実情を把握するとともに、隠密として従事させるために紀州藩士を幕臣に取り立てました。

 

2. 行政機構の改革: 勘定所の職掌を公事方(司法)と勝手方(財務)に分け、勘定方の担当区分を一元化しました。また、新田開発を推進し、足高の制を設けて能力があるものの禄高が低い者を登用しました。

 

3. 国家政策・公共政策: 定免法を採用して年貢の安定化を図り、治水工事や新田開発を行いました。さらに、甘藷(サツマイモ)栽培や朝鮮人参、なたね油などの商品作物の栽培を奨励しました。

 

4. 司法改革: 法典の整備により、司法制度を整えました。

 

5. 都市政策: 江戸市中の行政改革を行い、小石川養生所の設置や町火消の制を設けました。

 

6. 文教政策: 漢訳洋書輸入の緩和により、蘭学国学の発達を促しました。

 

これらの改革は、幕府の財政を立て直すとともに、社会の体質を変えるほどの大きな影響を与えました。吉宗の政策は、先例にとらわれず、時には大胆な手法を用いて幕府の権威と財政基盤を強化したことで知られています。