NHK大河ドラマ『どうする家康』第40話のあらすじは以下の通りです。
第40話「天下人家康」
慶長3年8月、太閤秀吉が亡くなり、日本中に動揺が走ります。家康と石田三成は、朝鮮出兵の後始末に追われます。豊臣政権の未来を担う十人衆が集まり、三成は「殿下の遺言を実行するのが我々の使命」と力説します。家康も三成の意見を支持し、「再び天下が乱れることは許されない」と強調します。この会合は、秀吉の遺志を継ぐ者たちの団結を確認する場となりました。
朝鮮からの撤退が始まり、九州博多の港には帰国する軍船が続々と帰港します。三成たちは彼らを出迎えますが、帰国した武将たちの顔には悲壮感が漂っています。三成は「とりあえず体を休ませるがよかろう。戦のしくじりの責めは不問といたしますゆえ」と述べますが、黒田長政は「どれだけの兵が死んだと思っているのか」と非難します。この出迎えの場面で、三成と諸将との間に深い溝があることが明らかになりました。
家康が諸将の縁組みを進めているとの噂が立ち、五奉行が家康の動向について審議を開始します。家康の行動は秀吉の遺命に反すると見なされ、毛利と上杉は家康に非難の声を上げ、三成は家康に謹慎を命じます。しかし、家康は行き違いと釈明し、正信は家康を擁護し、徳川家中が黙っていないと警告します。
前田利家の死後、世の中が騒がしくなります。三成が伏見城に潜んでいるとの知らせが入り、加藤と福島の軍が城を取り囲んでいることが分かります。家康は2人を屋敷に呼び話を聞きますが、三成との関係は修復不可能との結論に至ります。三成は政務から退き、近江佐和山に隠居することになります。家康は三成に、ふたりでまた星の話をしたいと提案しますが、三成は断り、家康は彼を寂しく見送ります。
家康は伏見城に入城し、一同を見渡し、「天下の太平を乱す者は、この徳川家康が許さない」と宣言します。しかし、家康の力を警戒する大名たちの動きも活発化しており、天下の情勢は依然として不安定です。次回のエピソードに続きます。
このエピソードは、秀吉の死後の政治的な混乱と、家康と三成の関係の変化を中心に描いています。家康がどのようにして政治の中心に立ち上がり、天下人としての地位を確立していくのかが描かれています。非常にドラマチックで、歴史的な背景に基づいた重要な展開が期待される話です。ぜひご覧になってみてください。