「月に咲く花の如く」第10話のあらすじは以下の通りです。
第10話「夫婦の形」
呉聘は先日の怪我から回復していましたが、意識を失うことが度々ありました。周瑩はジョセフ神父からもらった薬で呉聘を助けようとしますが、今回は薬が効かず、半時経っても目覚めません。医師が不在のため、鄭氏は前にもらった薬を煎じて飲ませるよう命じますが、周瑩はそれでは効果がないと心配します。
一方、呉家では周瑩の行動が問題視されていました。男装をして外出し、西洋人と交流したことが発覚し、呉蔚文は周瑩に対して、これ以上問題を起こせば許さないと厳しく警告します。周瑩は自分が呉家で受け入れられていないと感じ、孤独と反発の感情に苛まれます。
しかし、呉聘が再び倒れた際、周瑩が持っていたジョセフからもらった薬が役立ちます。周瑩は一か八かで呉聘に薬を飲ませ、祈るような思いで見守ります。ついに呉聘が目覚め、周瑩は黙っていましたが、呉聘は何を飲ませたのか尋ねます。周瑩は仕方なくジョセフの薬だと打ち明けます。
呉聘は、周瑩が教会に行ったのはこの薬をもらうためだったと気づきますが、西洋人に対する偏見を捨てられずにいました。周瑩はジョセフは悪人ではないと反論し、ジョセフが悪人だったらどうして呉聘は目覚めたのかと問いかけます。その後、呉聘は別院で働く者たちを集め、周瑩の行動が漏れることがあったら許さないと釘を刺します。周瑩には別院で自由に振舞ってよいと許可し、二人の夫婦仲は睦まじくなっていきます。
「月に咲く花の如く」第11話のあらすじは以下の通りです。
第11話「若旦那対決」
清朝末期の中国を舞台に、商才に長けた女性・周瑩と呉家の一人息子・呉聘の愛と成長を描いた物語。第11話「若旦那対決」では、被災民への粥の炊き出しを巡る若旦那たちの対立が描かれます。
呉聘は被災民への救済を望みますが、呉家東院の立場を優先する呉蔚文は反対。しかし、呉聘は家職の楊之渙に頭を下げ、米と人手を確保。一方、周瑩は呉家を出ようとしていましたが、呉聘の困っている姿を見て、学徒房の生徒たちを動員し、一緒に救済活動に参加することを決意します。
粥を作る小屋が倒れた際、周瑩の呉聘への心配りが描かれ、二人の絆が深まります。また、呉聘は被災民に田畑を提供し、自立を促す計画を立てます。
しかし、呉蔚文は呉聘の行動を情に流されるものと批判。周瑩が炊き出しの発案者であると偽り、離縁を命じます。周瑩は出ていくことを受け入れますが、呉聘は周瑩なしでは生きられないと訴え、二人は決して別れないと両親に伝えます。
このエピソードは、主人公たちの愛と義の心、そして時代の変革期における女性の自立と成長を象徴しています。
