映画とドラマに沼る主婦

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朝ドラ『虎に翼』の第37話のあらすじは

朝ドラ『虎に翼』の第37話のあらすじは以下の通りです。

第8週 「女冥利に尽きる?」 

第37回は、物語が大きな転換点を迎える回です。舞台は昭和17年(1942年)の日本。戦争の影響がますます深刻化している中で、工場や人々の日常生活が戦争に巻き込まれ、社会のあらゆる面が軍需産業に依存する状況が描かれています。直言が経営する工場も、軍からの注文が途切れることなく入り続けており、その緊張感が物語全体に漂います。

そんな中、仕事を休んだ寅子は、はるに頼まれ、登戸の工場に向かいます。そこでは、優三との関係がこれまでとは大きく変わる重要なシーンが展開されます。これまで形ばかりの夫婦として、心の距離を保ちながらも互いを尊重していた二人ですが、優三の優しい言葉に触れた寅子がついに彼に心を開きます。二人だけで貴重な鶏肉を味わうという特別な時間が、寅子にとって彼への恋心を確信させる瞬間となりました。戦時中の困難な時代背景の中で、ささやかな幸せや愛情が描かれることで、物語に一層の深みが増しています。

さらに昭和18年(1943年)5月、寅子の妊娠が発覚します。これにより、彼女の人生は再び大きく動き出します。寅子は引き続き仕事に励むつもりでいるものの、妊娠による体調不良に悩まされます。この時代、特に戦時中の女性は仕事と家庭の両立を迫られることが多く、寅子も例外ではありません。彼女は弁護士としての責務を全うしながら、家庭においても新しい命を迎えようとする葛藤が描かれます。

そんな中、寅子は久しぶりに久保田と再会し、彼が弁護士をやめるつもりであることを知らされます。さらに、中山も同じく法律の道を去ることを決めており、かつての仲間たちが次々と戦時体制に飲み込まれていく現実に寅子はショックを受けます。この時代、法律家として生き残ること自体が困難な状況であり、戦争が人々の生き方や選択に大きな影響を与えていることが強く描かれています。

しかし、寅子は自分だけがその仲間たちの想いを背負うべきだと感じ、さらに仕事に没頭します。弁護士としての業務が多忙を極める中、彼女は久保田が手がけていた婦人雑誌の連載まで引き受けることになります。戦時中の女性の権利や生き方に関する問題提起も含め、この連載を通じて寅子はさらに社会に貢献しようと奮闘します。

「虎に翼」は、戦争の影響を受けながらも、自立した女性として生きる寅子の姿を描き出すドラマです。彼女の強さや決断力が、ますます輝きを増していく中、次回の展開も期待せずにはいられません。