映画とドラマに沼る主婦

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中国ドラマ「塵縁<じんえん> ~Destiny Lovers~」:(原題)「塵縁」第17集 あらすじ

中国ドラマ「塵縁<じんえん> ~Destiny Lovers~」:(原題)「塵縁」第17集 あらすじ

暴走する幽蓝溟炎と紀若塵の危機

夢の中で、紀若塵は無意識に体内の幽蓝溟炎を活性化させてしまいます。この炎は制御を失い、危うく雲風と張殷殷を傷つけそうになります。異変に気づいた紀若塵は、極楽針を体内から排除する方法を求めて済天下に助言を求めます。しかし、済天下は直接の解決策を示すことなく、「幽蓝溟炎を鍛え、制御できるようになれば極楽針からも解放される」とだけ告げるのでした。

復讐に囚われた洛惜塵と吟風の葛藤

その頃、紀若塵を追う洛惜塵と孫果は偶然にも吟風と遭遇します。吟風は洛惜塵に復讐を捨てるよう説得しますが、洛惜塵は激しく反発し、「紀若塵が客棧で吟風を襲ったことが、自分を復讐の道へと導いた」と非難します。さらに、彼女は「もしその事件がなければ、私は李安に身を捧げることなく、屈辱を受けることもなかった」と恨みを募らせます。そして、吟風に「共に紀若塵を殺そう」と持ちかけるのでした。

吟風は返す言葉を失いますが、実は彼自身も心の中で迷いを抱えていました。彼は、かつての友・顧清を復讐の執念から解放するため、紀若塵の命を奪う決意を固めていたのです。しかし、次第に彼は、自分が真に復讐に囚われていることに気づき始めます。

魔炎の覚醒と新たな敵意

一方、紀若塵は体内の幽蓝溟炎を完全に覚醒させ、ついに極楽針の呪縛を打ち破ります。青い炎が天を焦がし、紀若塵の内なる力が解放されます。その光景を目の当たりにした顧清と吟風は、その炎が魔界の力であることをすぐに悟ります。幽蓝溟炎は、上古の魔君が遺した禁断の力であり、それを極めれば世界を滅ぼすことも可能だというのです。

吟風は顧清に告げます。「三界を守るためには、紀若塵を抹殺しなければならない」と。その決意を固めた吟風は、紀若塵の前に立ちはだかり、「幽蓝溟炎を持つ者は、仙典に記されている通り、すべて誅殺されるべき存在だ」と断言します。