中国ドラマ「塵縁<じんえん> ~Destiny Lovers~」:(原題)「塵縁」第16話のあらすじは以下の通りです。
宿命の重圧と謎めいた救い主
紀若塵が客棧(宿屋)で休んでいると、屋根の上で待ち受けていた謎の人物・済天下と出会います。紀若塵は自分の出自について問い詰めますが、済天下は多くを語らず、ただ一つ重要な事実を伝えます。それは、宿屋の主人夫婦が仕組んだ策略により、紀若塵が「謫仙」の名を継ぎ修行の道へ進んだのは、彼が未来に三界を救う使命を背負っているからだということでした。済天下はその宿命を忘れぬよう告げた後、姿を消します。
西玄派弟子の失踪事件と紀若塵の決断
京城へ向かう道中、紀若塵と張殷殷は西玄派の弟子・雲風と出会います。雲風は、西玄派の弟子たちが次々と失踪している事件を調査するために山を下りていました。調査の結果、昊方が除魔を果たした後も、神州気運図を手に入れ損ねた国師・孫果が密かに弟子たちを操り、西玄派の弟子を次々と捕殺していたことが判明します。京城近郊でも多くの弟子が犠牲となり、徐沢楷までもが牢に囚われていたのです。
紀若塵は仲間を救うため、二手に分かれることを決断します。雲風と張殷殷は牢獄へ潜入し囚われた西玄派の弟子たちを救出することに、紀若塵は太子府へ忍び込み、李安に会って孫果の陰謀を暴くことに決めました。
太子府の罠、そして再び現れる済天下
紀若塵は太子府に潜入するものの、洛惜塵と孫果が仕掛けた罠に嵌ってしまいます。洛惜塵が新たに修得した仙術暗器「極楽針」によって傷を負い、身動きが取れなくなります。それでも必死に脱出を試みた紀若塵でしたが、追手に捕まりかけたその時、再び済天下が現れ、彼を救出します。
仲間との再会、しかし癒えぬ傷
その間、張殷殷と雲風は京城の牢獄に潜入し、囚われていた徐沢楷ら西玄派の弟子たちを無事に救出することに成功します。そして、彼らは紀若塵と合流します。しかし、済天下が紀若塵の治療を試みますが、「極楽針」は体内に深く入り込み、容易には取り除くことができません。紀若塵は回復しないまま、さらなる戦いへと身を投じることを余儀なくされるのでした。