中国ドラマ「塵縁<じんえん> ~Destiny Lovers~」:(原題)「塵縁」第19集 あらすじ
策略と拒絶
虚玄は雲中居を訪れ、雲中金山に「顧清が吟風と共に青墟へ戻った」と伝えます。この機会に乗じて西玄派を攻撃しようと持ちかけますが、雲中金山はこれを拒絶しました。
紀若塵を狙う追跡者たち
その頃、張殷殷は紀若塵のために薬を探しに外出していました。しかし、洛惜塵と国師・孫果が執拗に紀若塵の命を狙い、彼の居場所を突き止めます。雲風は紀若塵を守るため必死に戦いますが、孫果と洛惜塵の連携により重傷を負ってしまいます。
雲風の犠牲と紀若塵の無力感
洛惜塵は紀若塵を苦しめるため、剣をゆっくりと雲風の胸に突き刺します。紀若塵はその光景を目の当たりにしながらも、筋脈を断たれた身では何もできません。雲風は最期の力を振り絞り、紀若塵に「決して西玄の誇りを忘れるな」と言い残し、息絶えました。
救援と決意
間一髪のところで、蘇姀と青衣が駆けつけ、張殷殷と共に洛惜塵や孫果の一派を撃退しました。しかし、紀若塵は雲風の死に深い自責の念を抱きます。そして、「このまま江湖を去るわけにはいかない。西玄派の弟子として背負うべき責任がある」と心を固めました。
希望の光と隠された代償
張殷殷は紀若塵の苦しみを察し、彼を救う方法を求めて蘇姀に相談します。蘇姀は「妖禁の地にいる噬情尊者(しじょうそんじゃ)が持つ『女媧の涙』なら、紀若塵の筋脈を修復できる」と告げました。しかし、彼女は「女媧の涙を手に入れるには、持つ者の最も大切なものを差し出さなければならない」という重大な代償については、張殷殷には明かしませんでした。