中国ドラマ「浮図縁(ふとえん)~秘めた思い~」第14話のあらすじは以下の通りです。
歩音楼は肖鐸と共に福水鎮へ急ぎ、娘親の本当の状況を調査しました。そこで、以前父親の歩馭魯に騙されていたことを知ります。娘親は彼女が宮中に入って間もなく病没していたのです。歩音楼は深い悲しみに沈みます。かつて歩夫人は、歩音阁の代わりに歩音楼を宮中に入れさせるため、娘親の命を脅しに使いましたが、今は娘親とは天国で永遠に離ればなれになってしまったのです。
帰宅後、歩音楼は肖鐸の助けを借りて、父親の歩馭魯に離縁を迫り、歩音阁に嫁ぐことを強制して、本来彼女が背負うべき運命を背負わせました。
この一連の騒動がきっかけで、世間では慕容高巩がかつての妃嫔である歩音楼を「金屋に隠した恋人」として秘密にかくまっているという噂が広まりました。肖鐸はこの噂が背後で栄安皇后によって流されたものと突き止めますが、逆にこれを利用して歩音楼と協力し、慕容高巩に名誉を守るため、一時的に歩音楼を都から離して風評から避けることに同意させます。
こうして歩音楼は肖鐸と共に西蜀へ嫁入りに向かうことが許されました。慕容高巩は密かに、肖鐸が都を離れる隙に権力を完全に掌握しようと企んでいます。しかし肖鐸はそれを知りつつも気にせず、彼が本当に大切に思うのは宇文良時だけであり、弟の死の復讐を果たそうと決意しています。
出発の日、歩音楼は歩音阁の嫌がらせに対し、もう我慢せずすべて仕返しをします。船酔いで体調を崩した歩音楼には、肖鐸が優しくマッサージをし、細やかに看護します。二人の間には一時的に微妙な雰囲気が漂いました。
第14話は、過去の真実と複雑な思いが交錯しながら、歩音楼の覚悟と肖鐸との関係が深まる展開となっています。