中国ドラマ「浮図縁(ふとえん)~秘めた思い~」第15話のあらすじは以下の通りです。
慕容高巩は檀悉寺に移り、心を落ち着けていました。栄安皇后は慕容高巩が香を焚き灯をともして頭痛の幻覚を治したと信じ込み、宮中へ戻りますが、彼女は再び波乱を巻き起こすことを決意しています。
一方、歩音楼と肖鐸は船上で暗殺者の襲撃を受けます。肖鐸は歩音楼を守るために矢を受けて川に落ちてしまい、歩音楼も彼を追って川に飛び込みます。二人は岸辺に漂着し、負傷して意識を失った肖鐸を小屋にかくまいます。そこで肖鐸がひげの生えを抑える薬を持っていたのを見て、歩音楼はそれを滋養強壮剤と誤解し、何粒も飲ませてしまうというハプニングもありました。
その後、二人は小屋で静かに過ごし、日々の小さな幸せや心ときめく瞬間を共有します。これは二人にとって珍しいゆったりとした時間でした。しかし、彤云と曹春盎が迎えに来た時、歩音楼は離れることに名残惜しさを感じます。
この暗殺未遂事件を通して、肖鐸は宇文良時が背後で企てていることを察知します。彼は自らが川に落ちて死んだと見せかけ、影から「隐先生」と接触し、宇文良時の罪証を掴んで失脚させ、復讐を果たそうと決意します。
一方、皇城では宇文良序が兄の罪に巻き込まれ、慕容高巩により軟禁されています。慕容婉婉は彼のために嘆願しますが成功しません。
肖鐸は間もなく宇文良時の勢力範囲である西蜀に赴き、命を懸ける覚悟をしていましたが、歩音楼の存在が彼の心を揺らしています。
第15話は、激しい陰謀と命の危機の中で、肖鐸と歩音楼の絆が深まりつつ、復讐の決意と葛藤が描かれています。