映画とドラマに沼る主婦

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中国ドラマ「繁城の殺人 大明に蠢く闇~繁城之下 ハンジョウ ダイミョウニウゴメクヤミ」第10話のあらすじは以下の通りです

中国ドラマ「繁城の殺人 大明に蠢く闇~繁城之下 ハンジョウ ダイミョウニウゴメクヤミ」第10話のあらすじは以下の通りです。

物語は、無口だった忠爺が突然口を開き、「陸遠暴はお前を殺そうとしている」と陸直に告げる衝撃的な場面から始まります。忠爺の本名は「血忽律」、かつては盗賊として悪名を馳せた男でした。ある夜、官職を辞した金持ちの護送隊を襲撃した際、彼は仲間全員を殺して陸遠暴とともに財を独り占め。忠爺が生き延びたのは、彼が孤独で口のきけない存在だったため、脅威と見なされなかったからでした。

陸直は今回も自分が巻き込まれたくないと忠爺に殺してくれと懇願しますが、忠爺は拒否し、「自分が死んでもお前は守る」と語ります。そして、陸遠暴を無傷に見せかけて殺し、陸直に義子として遺産を継がせようと決意。陸直もその覚悟に応え、「もしうまくいったら、あなたを本当の父と思って孝行します」と誓います。

陸府に戻った陸直は、張貴と陳旺に案内され、ひっそりと隠れ家に身を寄せます。そこで彼は「陸遠暴を殺し、財産を分けよう」と語り、陳旺は自信なさげながらも陸直を守る覚悟を示します。張貴と柳十七も恩返しのために手を貸すと誓い、4人は血盟を結びます。

その後、陸直は王夫子の元へ出向き、かつて殺された子ども・喬狗児の件で証言を求めます。陸直が持参した喬狗児の頭部を見せられた王夫子は動揺し、喬狗児を誤って殺してしまったと白状します。彼は盗みに入ったと思い込んで暴力を振るい、死なせた後に遺体をばらして処分したと告白。その後悔から自らを鞭打ち、学生たちにも鞭を振るわせてきたのです。陸直は証言を書かせ、それを証拠として確保。王夫子は自分が陸直に脅されていると気づきますが、既に手遅れでした。

続いて標的となったのは程逸致。かつての盗みの証拠を握る陳旺は、彼に薬を使って陸遠暴を弱らせるよう要求。さらに、程逸致の娘を娶りたいという本音を明かし、程逸致の怒りを買います。程逸致は拒絶し、「娘をこんな家僕には嫁がせぬ!」と激昂しますが、冷無疾が間に入ると態度を一変。最終的に陸直に説得され、婚約を承諾します。

陸直と陳旺は再び芝居を打ち、陳旺を縛り上げ「毒殺未遂」の容疑をかけて程逸致と対峙させます。程逸致は必死に否定しますが、陳旺は「彼が娘を餌に盗みを命じた」と嘘を吹き込み、陸直は証拠の供述書・薬方・婚約書を突き付けます。絶望した程逸致に、陸直は「告発はしない。だが、今後は協力してもらう」と取引を持ちかけます。

さらに王夫子に筆跡を模させて遺言状を偽造し、程逸致には毒性のある薬方を混ぜて陸遠暴を少しずつ弱らせるよう指示。これにより、周到な計画は着々と進んでいきます。

ところが、陸直にとって予想外の事態が発生。ある日突然、陸遠暴の実弟・陸近信が妻子を連れて屋敷に現れ、「ここが我々の家だ」と宣言。陸直は唖然とします。陸近信は長年、商会を通じて兄から送られる金銭で生活していたのです。

陸忠もこの親族の存在を知らず、「どれほど完璧に遺言を偽造しても、血縁の存在には勝てぬ」と事の重大さを語ります。すべてを掌握したかに思われた陸直の計画は、ここで大きく狂い始めます。

第10話では、忠爺の正体、陸直の復讐計画、そして意外な血縁者の登場という衝撃が重なり、物語は一気に緊迫感を増します。複雑に絡み合う人間関係と策略の応酬に、次なる展開がますます見逃せなくなってきました。