映画とドラマに沼る主婦

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中国ドラマ「扶揺(フーヤオ)〜伝説の皇后〜」第2話のあらすじは以下の通りです。

中国ドラマ「扶揺(フーヤオ)〜伝説の皇后〜」第2話のあらすじは以下の通りです。

太淵王宮の陰謀劇は、静かにしかし着実に進行しています。国公・齊震は、重病に伏す太淵王・軒轅韌に代わり、軒轅旻を世子として立て、将来の王位継承を計画します。軒轅旻が無能な放蕩息子であることは知られていましたが、齊震は「御水の術」が使えるという事実だけを根拠に彼を世子に据えます。ただし、血統の真偽を疑っており、幻生殿の非煙殿主の情報が届くまでは、軒轅旻を昆京に戻すことを避けるよう命じます。

一方、玄元派では、扶揺が洗濯の罰を受けているところへ、仲間の小七が飛び込んできます。玄幽部で飼われている豚・小白が瀕死だというのです。小白を救うため、扶揺は禁断の崖にある薬草「百芝蘭」を取りに向かいます。しかし、彼女より先にその薬草を手にしたのは、正体を隠した軒轅旻でした。二人は泥沼の中で揉み合いとなりますが、最終的には取引を交わし、扶揺は軒轅旻を助ける代わりに薬草を得ようとします。しかし、軒轅旻は冷たく去ってしまいます。

玄正部では、燕烈が息子・燕驚塵に、八年に一度の畋斗(てんとう)賽で優勝するよう厳しく諭します。さらに、扶揺との関係についても忠告し、「一介の下僕に心を乱されるな」と釘を刺します。燕驚塵はこれに従う姿勢を見せ、父の期待に応えることを誓います。そこへ訪れた齊震と燕烈は、畋斗賽を通じてそれぞれの思惑をぶつけ合うこととなります。

一方、軒轅旻は友人である宗越の助けを借り、百芝蘭から作った霊薬を服用。御水の術の力をさらに強めます。実は彼の正体は天権国の無極太子・長孫無極。彼の使命は、武力を使わずして五洲の混乱を鎮めること。穹蒼の術で齊震の疑念を一時かわしたものの、常に命の危険と隣り合わせです。

泥沼から戻った扶揺はずぶ濡れのまま玄幽部に帰還し、周叔に叱られた後、新しい衣を身に着けて夕宴の準備へ向かいます。宴席には、長孫無極(偽装中の軒轅旻)、燕驚塵、裴瑗が出席していました。裴瑗は齊震の姪であり、その血縁関係を披露。さらに、燕驚塵との縁談の話まで持ち出され、場が一気に緊張します。

酒を運ぶ扶揺は、宴の席にいる男が、あの泥沼で出会った「軒轅旻」と同一人物だとすぐに気づきます。長孫無極は正体を隠すため、彼女を嘲笑するような芝居を打ち、さらには人目を避けて連れ出します。雲痕の目を欺くため、二人で芝居を演じ、なんとか秘密を守り抜きます。

その後、長孫無極は扶揺に「小白を救う薬」として、宗越が丹精込めて作った仙露を周叔経由で渡します。宗越はその大盤振る舞いに疑問を抱き、「一体この扶揺とは何者なのか」と興味を持ちます。

扶揺は休暇をもらって山を降りることになりましたが、周叔から思いがけない話を聞きます。それは、燕驚塵と裴瑗が婚約するという衝撃の内容でした。信じられない気持ちで玄正部へと急行する扶揺でしたが、燕驚塵の姿はありません。桃林の道でようやく彼を見つけた時、燕驚塵は裴瑗と親しく語らい、髪を整えてもらっている最中でした。遠くからそれを目撃した扶揺は、ただ呆然と立ち尽くします。彼女の気持ちを知りながら、燕驚塵はその背中を見送るだけでした——裴瑗の背後にある強大な権力のために。

第2話では、扶揺の奮闘と失望、そして長孫無極の正体や目的が少しずつ明らかになっていきます。政治と陰謀、愛と裏切りが交錯する展開から、今後の物語にますます目が離せません。