中国ドラマ「麗王別姫(れいおうべっき)~花散る永遠の愛~」見どころは? ネタバレ 第60話のあらすじは以下の通りです。
最終話となる第60話では、物語のクライマックスとして、李倓の命と家族の絆、そして皇后の悪事が一気に明らかになります。
長生殿では、皇上が李俶に容赦なく鞭を打ち続けます。汗だくになり、背中は血まみれになりながらも、李俶は弟・李倓の命を救うため、必死に父皇に嘆願します。幼い頃から母に教えられた「弟を守る」という思いを胸に、李俶は苦しみながらも父の足元に這いつくばり、命乞いをします。しかし、皇上は皇后の策略に惑わされ、李俶に「逆らえば命はない」と告げます。
殿外では大雨と雷が轟き、李俶は侍衛を押しのけ、一人で苦しみながら歩きます。そこで皇后と対峙し、皇后は自らの息子の命と引き換えに李倓の命を奪おうとします。さらに何霊依が林致を人質に取り、李倓に罪状を認めさせ、毒酒を飲ませようとします。李倓は林致を守るため、毒酒を飲み、何霊依の隙を突いて林致を救おうと戦います。しかし、毒の作用により李倓は血を吐き倒れてしまいます。
林致は李倓を抱き、絶望の中で彼の名前を呼びます。李倓は微笑みながら「次の人生で借りを返す」と告げ、林致の腕の中で息を引き取ります。この悲劇に、李俶と珍珠も駆けつけます。李倓の死に深く悲しむ李俶は、帝王家の無情と皇后の冷酷さ、そして自分が弟を守れなかった無力さに胸を痛めます。
その後、郊外で李倓の墓前に林致が跪き、彼を弔います。公孫鄂の助けもあり、林致と沈安は長安を離れ、四方を巡りながら病を治し、人々を救う旅に出ます。一方、長安の宮廷では、依然として権力争いが続きますが、珍珠は李俶のそばで彼と共に歩み、互いに支え合いながら未来を生きていく決意を固めます。
最終話は、愛と犠牲、裏切りと策略、そして家族の絆が交錯する感動の結末です。李倓の悲劇的な死は胸を締め付けますが、林致、李俶、珍珠の強い絆が未来への希望を感じさせる最後となっています。