映画とドラマに沼る主婦

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ドラマ「トンイ」お仕事事情 NO-04

4. 捕盗庁(ポドチョン): 法と秩序の守護者

「トンイ」のドラマにおける捕盗庁(ポドチョン)は、李氏朝鮮時代に設立された治安維持機関で、現代の警察に相当します。捕盗庁は、漢城府(ハンソンブ)と京畿道(キョンギド)の治安業務を担当し、広大な地域の治安維持にあたっていました。

捕盗庁は、李氏朝鮮の第9代成宗から第11代中宗の治世に創設されたとされ、管轄区域は東西に分けられていました。左捕盗庁(チャポドチョン)と右捕盗庁(ウポドチョン)に分けられ、それぞれに従二品官の大将(テジャン)1名と、従六品官の従事官(チョンサガン23名、部将(プジャン)34名などの役人が勤務していたと伝えられています。

ドラマ「トンイ」では、捕盗庁の従事官であるソ・ヨンギが重要な役割を果たしています。彼はトンイの父である検死役のヒョウォンと厚い信頼関係にあり、トンイが宮廷で奴婢として働くことを最初は疑っていましたが、次第に彼女の捜査能力を高く評価し、トンイがコムゲのヒョウォンの娘であることを知った後も、彼女の味方となり励まし支える人物として描かれています。このように、捕盗庁はドラマの中で法と秩序を守る重要な役割を担っているのです。