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韓国ドラマ『太宗イ・バンウォン~龍の国~ 』の 太宗はどんな人?

 

イ・バンウォンは、李氏朝鮮の第3代国王であり、太宗(テジョン)として知られています。彼は1367613日に生まれ、1422530日に亡くなりました。太宗は、李成桂の五男として生まれ、朝鮮王朝の基礎を築いた重要な人物です。



彼の治世は1400年から1418年まで続き、その間に多くの政治的変革を行いました。太宗は、王権を強化し、中央集権化を進めるために、功臣や外戚を排除することで知られています。また、彼は朝鮮史上初めて明から冊封を受けた国王としても記録されています。



太宗の治世の初期には、第一次王子の乱と第二次王子の乱があり、これらの内乱を通じて彼は権力を掌握しました。第一次王子の乱では、父である太祖(李成桂)を退位させ、第二次王子の乱では兄である定宗(李芳果)を王位から追い落としました。



太宗は、朝鮮王朝の国制整備にも尽力し、私兵の廃止や軍備の強化、議政府を最高機関とする政治体制の確立などを行いました。また、民の声を直接聞くための「申聞鼓(シンムンゴ)」という制度を設けるなど、国政における革新的な試みも行っています。



太宗は、対馬侵略(応永の外寇)を指揮し、日本との関係にも影響を与えました。彼の死後、朝鮮と日本の関係は改善され、通交が再開されました。



太宗の後継者問題も注目されており、彼は長男の譲寧大君を王世子から解任し、三男の忠寧大君(後の世宗)を王世子に冊封しました。そして1418年には世宗に王位を譲り、上王として余生を送りました。



太宗の治世は、朝鮮王朝の基礎を固め、後の発展に大きな影響を与えたと評価されています。彼の政治的手腕と改革は、朝鮮の歴史において重要な役割を果たしました。太宗の生涯と業績は、韓国の歴史ドラマや映画でしばしば描かれています。