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韓国ドラマ『太宗イ・バンウォン~龍の国~ 』の 太宗は世宗とどういう関係?

 

太宗(テジョン)と世宗(セジョン)は、朝鮮王朝の第3代と第4代の国王であり、それぞれ独自の業績と治世の特徴があります。



太宗(テジョン):

本名は李芳遠(イ・バンウォン)で、朝鮮王朝の建国者である李成桂(イ・ソンゲ)の五男です。

彼の治世(1400年〜1418年)は、王権の強化と中央集権化を進めるための政策が特徴です。

太宗は、王位継承を巡る内乱(王子の乱)を勝利で終え、その過程で多くの政敵を排除しました。

また、朝鮮王朝の国制整備に尽力し、私兵の廃止や軍備の強化、議政府を最高機関とする政治体制の確立などを行いました。



世宗(セジョン):

本名は李裪(イ・ド)で、太宗の三男です。

世宗の治世(1418年〜1450年)は、文化と科学の振興が特徴です。

彼はハングル(訓民正音)を創製し、朝鮮の文字と言語の発展に大きく貢献しました。

世宗は集賢殿を設置し、学問と研究を奨励し、朝鮮の文化と文治主義を発展させました。

また、世宗は農業技術の改善、貨幣経済の導入、田税制度の改革など、経済政策にも力を入れました。



太宗と世宗の間には、王位継承の問題や政治的な対立がありましたが、世宗が即位した後、太宗は上王として若い世宗を支え続けました。世宗が親政を始めた後は、彼の政治手腕と文化政策が朝鮮王朝の発展に大きく寄与しました。



太宗と世宗の治世は、朝鮮王朝の歴史において非常に重要な時期であり、それぞれが朝鮮の歴史に独自の足跡を残しています。太宗は国の基盤を固め、世宗はその基盤の上で文化と科学を花開かせたのです。